『麒麟の翼』(東野圭吾 /講談社) :感想

 本作は、加賀恭一郎シリーズ第9弾。既に映画化が決まってるというのも、さすがは人気シリーズだけありますね。



 東京・日本橋。

 麒麟の像に祈りを捧げるような姿で死んでいた青柳武明。

 一方、職質から逃走し、車に跳ねられて意識不明になっている八島冬樹。

 青柳の財布を持っていた八島への嫌疑。


 なぜ、青柳は日本橋にいたのか。

 八島と青柳の関係とは。


 謎だらけの事件を加賀刑事と甥の松宮刑事が解明していきます。


 
 サポートの役割を担っている松宮もいい味出しているんですよねえ。

 出しゃばらず、引っ込みすぎず、加賀を上手に引き立てています。



 物語中盤に至っても、まだ事件が五里霧中の状態で、読者としてもモヤモヤしてしまうのですが、終盤に至ると一気にパーツがハマっていきます。

 溜めて溜めて……ドーンッ!という感じでしょうか。

 一気に明らかになっていきます。



 「麒麟の翼」の意味するものはちゃんと明かされますが、そう来ますか~という感じでした。個人的にはちょっと拍子抜けでもありましたが(笑)。

 伏線は終盤にサクサクっと回収されていくのでスッキリ感がありますね。

 事件は重たいんですけどね・・・。


 
 ミステリ度は浅めですが、複数の、深い親子愛がちりばめられていました。
 

 難しいトリックとかはないので、スイスイ読み進められると思います。うだるような暑さの中でも問題ないですよ(笑)。
 
 


麒麟の翼 (特別書き下ろし)
講談社
2011-03-03
東野 圭吾


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