『旅猫リポート』(有川 浩 /文藝春秋) :感想

 猫好きの青年・ワタルと、その愛猫ナナの旅。とある事情でナナを手放さなければならなくなってしまったワタルは、旧来の知己のもとを巡ります。  貰い手を探す旅は、小学校時代、中学時代、高校時代の友人たち、そして・・・・・・と、ワタルの過去を辿る旅にもなっているのです。  ナナの気持ち、ワタルの気持ち。  ワタルの周…
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『キングを探せ』(法月 綸太郎 /講談社) :感想

何気ないところで知り合った4人が計画したのは交換殺人の完全犯罪。お互いの素性もわからない中で、誰が誰のターゲットを仕留めるのかを決めるのは、4枚のカード。 「キング」は誰なのか、法月警視と綸太郎は凶行の真実を明らかにできるのか?! ・・・・・・という内容です。 タイプとしては、倒叙モノの本格ミステリです。 久…
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『2013本格ミステリ・ベスト10』(探偵小説研究会 /原書房) :感想

数々のミステリランキングがある中で、「本格」モノにスポットをあてた本書。 ランキングって、政治的なものや営業的な匂い(トップ10に出版元の原書房の作品が3冊入ってるし)も感じてしまいますが、それはそれとして何だかんだ言ってランキング本が好きな私(笑)。 2013年のランキングトップ20で私が読んでいなかったのは・・・・・…
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『将棋名人血風録 奇人・変人・超人』 (加藤 一二三 /角川書店) :感想

 昨年11月から将棋にかなり強い興味を持ち始めたワタクシ。  それまでは駒の動き方くらいしか知りませんでしたし、棋士も羽生善治さんと谷川浩司さんくらいしか知りませんでしたが、もう人が変わったようにのめり込んでしまっています。  また、これまでは羽生善治さんの著書しか読んでいませんでしたが(しかも将棋のことはほとんどわから…
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『面白くて眠れなくなる人体』(坂井 建雄 /PHP研究所) :感想

 不思議に満ちてる人体の話が詰まった一冊。  雑学、豆知識系の内容になっています。  小指を曲げると、薬指も曲がるのはなぜか、「ノドボトケ」の正体、体内の食物が腐らない理由、血管は日本列島ね二倍長い、足がむくむのはなぜ?、正座をすると足がしびれるのはなぜ?、手術着が青いのはなぜ?、鼻の孔はどうして2つある?  ………などな…
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『オツな日本語』(金田一 秀穂 /日本文芸社) :感想

 日本語大好きな私はこういう本が出ると真っ先に飛びついてしまいます。    春夏秋冬、季節の言葉。    むかしの言葉、そしてこの頃の言葉。  わかっているようで勘違いしているのに気づいたり、ナルホドと目から鱗が落ちたりの本でした。  言わればそうなんですけど、濁点の持つ働きは独特ですよね。  音が意味…
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『犬とハモニカ』(江國 香織 /新潮社) :感想

 本書は6編の短編集ですが、江國氏の作品はどれも、読者である私と登場人物たちが少し離れたところで生きているような距離感を感じるんですよね。  その微妙な距離が物語にぼやっとしている情景のようで実はクッキリ浮かび上がっているというような不思議な感覚をもたらしてくれます。  表題作の「犬とハモニカ」。  表紙カバー…
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『ああ面白かったと言って死にたい―佐藤愛子の箴言集』(佐藤 愛子 /海竜社) :感想

 言いたい放題で毒舌な印象をもっていた佐藤愛子氏。  もう88歳になられたとか。  まだまだめちゃくちゃお元気です。    そんな氏の過去の著作権から選んだ箴言集ですから、ものすごい放埒なことでも書いてあるのかと思ってましたが、文字通り箴言が集められた一冊でした。  テーマは、老い、死、人生、幸福、性(さが)、家庭教育…
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『どうぞのいす』 (香山 美子 /ひさかた絵本傑作集) :感想

 思わず微笑んでしまう物語。うちの娘もにっこにこ。  うさぎさんが小さないすを作り、「どうぞのいす」という立て看板を立てておいたら、まずロバさんがやってきて、拾ったドングリを置いて一休み。  すると、次にくまさんがやってきて…… ……とお話が続いていきます。  どうぶつたちの優しさと気遣いが思わぬ展開…
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『ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件』(宮部 みゆき /新潮社) :感想

一つの落下「事故」から始まった悪意と犠牲の連鎖が、大きなうねりとなって中学校を飲み込んでいく。 子どもたちは、親たちは、大人たちは、学校は、マスコミは事件をどう捉え、どう捌き、裁くのか……。  大作も大作。  全3巻ですし。  数多くの人物の視点で描かれていきますが、中心にいるのは、クラス委員長の優等生、…
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『中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?』 (NHK_PR1号 /新潮社) :感想

 あのおカタいNHKの公式ツイッターはなぜユルい?  ちょっと前に、「さかなクン」を呼び捨てにしたとかでツイッターが大炎上してニュースでも報道されたことはまだまだ記憶に新しいです。  「さかなクンさん」って呼ぶべきだ、ってのはよくわからん言いがかりだし、謝罪するなんてマジメだよなあ、NHKって思っていましたが。  …
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『アライバル』(ショーン・タン /河出書房新社) :感想

スゴい本があったもんです。絵本と言えば絵本なのですが、言葉が一切ない、絵だけで物語を語っていくグラフィック・ノベル。 読者は、登場人物の表情、仕草、そして風景で読み取っていくことになるのですが、描きこまれた絵にはほんと、引き込まれます。 本書は子ども向け絵本のコーナーにあったのですが、これは大人向けの本と言われても違和感はあ…
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『禁断の魔術 ガリレオ8』 (東野 圭吾 /文藝春秋) :感想

 7に引き続き、本書もガリレオシリーズ短編集ですが、読みどころは、湯川が罪を犯すことも厭わずに毅然と過ちを犯そうとする者に立ち向かう「猛射つ」でしょう。 湯川が殺人犯に?  という本書の帯の煽り文句はこの作品です。  レールガンは人殺しの道具ではない。  教え子を信じ、守る。  シリーズおなじみ…
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『金曜のバカ』(越谷 オサム /角川文庫) :感想

 高校生っていいなぁぁっ!って思わずにいられなかった短編集でした。  表題作の「金曜のバカ」は、田舎に住む女子高生と気弱なストーカーの奇妙な戦いの話です。  有り得ないくらい天然で単純で純な彼女。  ここまでくるとある意味爽快です。  2人の戦いは訳の分からん争いだもんなあ(笑)。  根暗でアブない…
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『「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー』 (高橋 秀実 /新潮社) :感想

「野球をしようとするな!」 「ドサクサ!ドサクサ!!!」  普通では考えられないような怒声が監督から飛ぶ、開成学園硬式野球部。  東大合格者数日本一という進学校として名前を聞いたことがある方もいると思いますが、夏の甲子園予選で激戦の東東京ブロックでベスト16(2005年、200年)まで行ったことがあるんです。 …
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『イラン人は面白すぎる!』 (エマミ・シュン・サラミ /光文社新書)

 いや、これはオモシロい。  日本で吉本芸人をやってるイラン人、エマミ・シュン・サラミ氏。  芸人だけに話を盛ってるところもあると思いますが、話半分としてもかなり興味深いです。  イラン人にまつわるエピソードをここに挙げるのは控えますが、一読する価値はあったと思いましたね。  サラミ氏の願いは、日本人にイ…
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『無名の虎』(仁志 耕一郎 /朝日新聞出版)

 第4回朝日時代小説大賞受賞作。    ときは武田晴信の治世。    利き腕を失い、もはや戦場に出ることができなくなった侍、雨宮軍兵衛。    残りの生を懸け、治水事業に取り組む-----  水害に苦しめられてきた甲斐において、信玄堤が完成するまでを描いた物語です。  「十文字槍の軍兵衛」と…
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『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』(田崎 晴明 /朝日出版社) :感想

 放射線や放射性物質に直面している日本の多くの人々が知っておいた方がよいであろう、放射線についての基礎知識をできる限り短く、正確に、わかりやすく解説するコンセプトで書かれた本です。  中学生以上であれば読みこなせると書いてありますが、確かにほぼ全ての初出語には振りがなが書いてありますし、重要なポイントは太字にもなっていて読みや…
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『137億年の物語  宇宙が始まってから今日までの全歴史』(クリストファー ロイド /文藝春秋)

 フルカラーで綴られる宇宙が始まってから今日までの全歴史。  図鑑サイズなので、最初は図鑑なのかなと勝手に勘違いしていましたが、図解や写真をほぼ毎ページないし数ページに1つくらい掲載してはいるものの、あくまでメインは文章な歴史本でした。  137億年を一冊にまとめていますので、各トピックの記載内容はシンプルにエッセンス中心な…
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『公開処刑人 森のくまさん』 (堀内 公太郎 /宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)  :感想

 「このミステリーがすごい」大賞隠し玉として出版された本書。  「森のくまさん」の歌のテンポで悪党を断罪する殺人者というのはとても不気味。  犯行声明をネット上に公表し、殺人を続ける「森のくまさん」。  次なる殺人を止めるべく警察が動くのですが、止まらない止まらない止まらない。    一方、自殺を図…
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『HEARTBEAT』 (小路 幸也 /創元推理文庫) :感想

 ラストでやられました!裏表紙に書いてあった〈相棒〉って何だろうと思っていたのですが、こういうことかというのもわかってスッキリです。 素行不良の少女・ヤオと、委員長と呼ばれてきた優等生の僕。 10年後、彼女が自分の人生を胸を張って他人に誇れるようになっていれば、あるものを渡そう。 そして約束の日、そこに現れ…
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『夢中になる!江戸の数学』 (桜井 進 /集英社文庫) :感想

 江戸時代は数学フィーバー!  算学に関する本が多数出版、ベストセラーも数多く、全国の寺社等には数学の問題と解答が額に入れられて飾られていた!  関孝和はベルヌーイの公式を編み出し、建部賢弘はオイラーよりも早く無限級数の公式を求めていた!  当時の和算は世界最先端の水準を誇っていたというのが驚きです。  …
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『煽動者』(石持 浅海 /実業之日本社) :感想

 流血なく現政権を転覆させることを目的とするテロリスト集団。  各テロリストたちは、お互いの素性も知らず、「細胞」と呼ばれるグループに属してテロ活動に従事する------  今作は、優秀な若手サラリーマン、「春日」の視点で物語が進みます。  前作「攪乱者」とは異なり、今作の舞台はクローズドサークルです。 …
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『見仏記ガイドブック』(みうらじゅん /角川書店) :感想

 いとうせいこうとみうらじゅんが贈る、仏像好きにはどストライクであろうガイドブック。  小学校の頃から仏像を愛するみうらじゅんと、その仏友いとうせいこう。 (仏友ってなに(笑))  お二人の仏像愛は深い深い。    日本全国津々浦々、お寺と所蔵の仏像、そしてお寺で売っているグッズの紹介と、見仏記な…
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『撹乱者』(石持 浅海 /実業之日本社): 感想

 現政権転覆と政権奪取を狙う「非暴力」の反政府テロリスト集団。  社会不安を煽るため、末端組織の各「細胞」が暗躍する。  細胞の一つに所属する、コードネーム「久米」、「宮古」、「輪島」の3人は粛々と任務を遂行する。  末端の細胞には指令が届くのみであり、その目的が伝えられることはない。  彼らの活…
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『心の森』(小手鞠 るい /金の星社) :感想

 アメリカに転校した夏休み、不安でいっぱいの響(ひびき)は、自宅の裏から続く森の中でちょっと年下の女の子、デイジーに出会います。  森でデイジーと過ごす日々は、ひびきの心から不安を少しずつ優しく落としていきます。  学校生活も楽しく送ることができて、輝きに満ちているひびき。  さあ、明日はクリスマス。  一方…
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『誰かが足りない』(宮下 奈都/ 双葉社) :感想

感じのいいレストラン、ハライ。 だんだんにぎやかになっていくであろう店内に、不自然な空席がある。 すでにテーブルに着いている人の向かいに誰もいない。 予約で埋まっているはずの席が、ぽつんと空いている。 誰かが足りないのだ ---------  足りないことなのは哀しいことなのか。  6つの「予約」の物語…
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『ギネス世界記録2013』(クレイグ・グレンディ /角川マガジンズ) :感想

言わずと知れた、世界中の「いちばん」がギッシリつまった本です。 高さ深さ大きさ小ささのナンバー1や、生き物や科学の話もいっぱいなので、うちの子は図鑑のように本書を眺めています。 くだらないことも極めればギネスに載れることがよくわかります(笑)。 正統派の記録は無理だというそこのあなた!! …
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『あなたのお金はどこに消えた? 仕事と人生の変わらない法則』 (本田 健 /PHP新書)  :感想

 ゾウさんたちが暮らすのどかな村に、デカい投資話がやってきた!  吹き荒れる熱狂の果てに得たものは --------- ・・・・・・という童話風の、お金と幸せの物語です。  主人公はパン屋を営む心優しいゾウのナイーゾ。  妻と子どもと幸せな生活を送っています。  そこに降ってわいた投資話。 …
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『無花果とムーン』(桜庭 一樹 /角川書店) :感想

 突如この世を去った兄・奈落と、兄をとても慕っていた月夜。  目の前で起こった突然の死を、月夜は受け入れることができない。  周りの気遣いすら疎ましく、月夜の心は奈落にのみ向かう。  不自由な生き方をしてきたからこそ曲げられないものがあり。  それが月夜を追い詰め、奈落への想いをさらに苦しいものとさせていく。 …
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『銀の匙 Silver Spoon 1』 (荒川 弘 /少年サンデーコミックス) :感想

 北海道の農業高校を舞台にした、畜産と少年の成長をテーマとする物語です。  家を出るために遠く離れた大蝦夷農業高校に入学し、寮生活を始めた八軒勇吾。  ガリ勉だった勇吾には、家畜の世話も農作業も未知の世界でヘトヘトの毎日。    でも、個性的だけどよき仲間たちに支えられ、少しずつ、農業スキルも、人間的にも…
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『本人伝説』(南 伸坊 /文藝春秋) :感想

 コンセプトに仰天。多くの著名人のポートレート写真付きエッセイかと思いきや、写真も文も、全部南伸坊氏。  初っ端の松田聖子氏の写真でのけぞりました(笑)。  これをソックリというのは無理がありますが、雰囲気は出てます。  年配者だけでなく、若者も表情が雰囲気出てる。  水嶋ヒロ氏やダルビッシュ氏、宮里藍氏…
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『ペコロスの母に会いに行く』(岡野 雄一 /西日本新聞社) :感想

 認知症の母と、著者(ペコロス氏)の日々を描いた漫画です。  いろいろ大変なこともあるけど、これまでのかあちゃんとの思い出とか、家族との日々を思い返すと、優しい気持ちで接することができているようで。  テーマは重たいっちゃ重たいですが、ほのぼのした絵柄でほのぼの描かれているので、重苦しくはないです。  ただ…
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『病的に自分が好きな人』 (榎本 博明 /幻冬舎新書) :感想

 病的に自己愛が強い人の考え方、行動、構造等について解説している本書。  身近なあの人も……っていうか自分自身も当てはまるところがあるなあと。  自分では客観視できる人間かと思っていたのですが、結構自己愛要素があるなあと。  もちろん、本書は自己愛を否定するものではなく(自己愛があるからこそ強くなれたりする…
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『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』(ジェフリー・ブラウン /辰巳出版) :感想

 和む、和む、和む! 子煩悩なダースベイダーと、パパ大好きなルーク。  二人がこんな関係だったら絶対にあんな争いは起きなかったでしょう。  厳しいことを口にしつつも、やっぱりルークに甘いベイダー。  『STAR WARS』の名シーンのパロディもあって、映画を観たことがある人なら絶対和めますよ、これ。  ベイダ…
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『クラウドクラスターを愛する方法』(窪 美澄 /朝日新聞出版) :感想

 本書は、表題作「クラウドクラスターを愛する方法」と「キャッチリリース」の中編2本が収められています。  「クラウドクラスターを愛する方法」は、人は行き場のない傷を抱えると何を求めるのかということを強く考えた物語でした。  そもそも、クラウドクラスターって何だってのが最大の疑問でしたが(笑)、検索したら、積乱雲、…
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『エリーちゃんのクリスマス』 (メアリー・チャルマーズ /福音館書店) :感想

 森からもみの木を運んできたエリーちゃんは、ヒラリー(猫)、アリス(うさぎ)、ハリー(犬)と、クリスマスツリーの飾り付けをしたのですが、てっぺんにのせるお星さまが足りないことに気づきます。  エリーちゃんは「お星さまをさがしにいってくる」と、雪の中を飛びだしました。  さてさて、お星さまはどこにあるのかな?! ・・…
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『泥酔懺悔』(角田 光代 三浦 しをん 他 /筑摩書房) :感想

 酒にまつわるエピソードは誰しも1つは持っていそうなもの。本書は、11人の女性作家たちが綴る、酒を題材としたエッセイ集です。  内容としては、タイトルが「泥酔懺悔」ですから推して知るべしですが、全部が全部、ベロンベロンに酔っぱらっちゃいましたぁ~、という話ではないです。  いやどちらかというとそういうのはほとんどなく。(…
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『お友だちからお願いします』(三浦 しをん /大和書房) :感想

“私はふだん、「アホ」としか言いようのないエッセイを書いているのだが、本書においてはちがう!(自社比)よそゆき仕様である!(あくまで自社比)” ……と強くでた(笑)三浦しをん氏のエッセイ集。  ほうほういつもと違うのか、どれどれ……って、「アホ」のベクトルが違うだけじゃないかっ!……って部分のところもありますが、確かにいつも…
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『震災のときあったらいいもの手帖』(チーム住まいと暮らし /住まいの学校) :感想

 阪神大震災、東日本大震災に被災した方々の経験をふまえてまとめられた本書。  災害に備えたグッズはかなり備えていると自負している我が家ですが、何か漏れはないかなと思って本書を手に取りました。  底の厚い靴を寝室に置いておくという発想はなかったです。  リスクを考えて寝室には何も置いていなく、押入には布団より…
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『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野 圭吾 /文藝春秋) :感想

 ガリレオシリーズ第7巻は、4本の短編集です。  はじめの2つ、「幻惑す」と「心聴る」は、湯川先生がお馴染みの科学実験でトリックを解明します。  科学でキッチリ化けの皮を剥ぐ定番の展開で、安心して読めます。  その分、最初の頃の驚きというか新鮮さは感じなくなってしまいましたが・・・・・・まあそれは贅沢ってもんでしょ…
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『つむじダブル』(小路 幸也・宮下 奈都 /ポプラ社) :感想

 とても優しい気持ちになれるストーリーで、私はこういうの大好きです。  ストーリー展開自体は、ありがちである意味陳腐な感もありますが、家族を思う妹の思い、家族を思う兄の思い、家族を思う母の思い、家族を思う父の思い、そして祖父や周りの人たちの思いが・・・・・・  優しさに包まれたとても温かい物語でした。 …
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『妖しい関係』(阿刀田 高 /幻冬舎) :感想

 オトコとオンナの妖しい関係を描いた短編集。  濃いようで淡かったり、掴みかけたようで消えてしまう、思い通りにならない複雑さ。    年若き妻を得た壮年の男の満たされた日々を突然襲った変化。  親子ほど離れた老人を見舞う女の気持ち。  憧れの年上女性との再会。  息子を思う老夫婦の心。  美しき…
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『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』 (マーティン・ファクラー /双葉新書) :感想

 アメリカ人ジャーナリストから見た日本の大新聞・大マスコミの問題点。  最たるものは「記者クラブ」の存在のようです。  よそ者を排斥し、幹事社が仕切り、当局等から配給された御用記事をそのまま配信する。  世界でも例がないので、記者クラブの訳語はなく、そのまま記者クラブと呼ばれているとか。  な…
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『大誘拐』(天藤 真 /創元推理文庫) :感想

 先日、お前は「大誘拐」を読んでいないのかと心底呆れられてしまい、早速入手しました。  週刊文春ミステリーベスト10の20世紀国内部門第1位だそうです。  35年くらい前に発表された作品で、20年くらい前には映画化もされたようです。  タイトルは聞いたことがあったのですが、未読だったのですよね。 …
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『神様のカルテ3』(夏川 草介 /小学館) :感想

 人気シリーズ第3巻ですが、本作も安定したクオリティだったと思います。  古狐先生が好きだった私には、前巻はかなり衝撃的でしたので、本巻で驚愕の展開があったらどうしようと思っていたのですが……大事はなく何より(?)でした。  本巻のラストは新展開へのプロローグでしたが、新しい仲間、懐かしい仲間と出逢える“春”って素晴…
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『紫のクオリア』(うえお 久光/電撃文庫) :感想

 人間が全てロボットに見える少女、毬井ゆかり。  彼女の紫色の瞳が持つ力は、彼女が日常にとどまることを許さない。  ゆかりの親友、波濤マナブは動く。  全ては、ゆかりのために------- ……的な展開です。  発想が面白いSFストーリーでした。  人間は何でできているのか。  まさ…
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『谷崎潤一郎フェティシズム小説集』 (谷崎 潤一郎 /集英社文庫) :感想

 谷崎潤一郎は骨の髄まで足フェチだ。間違いない。  執着の仕方が有り得ない。  作品の中の登場人物は谷崎本人としか思えない。  「刺青」の彫り師然り、「富美子の足」の老人然り。  一言で言えば、ヘンタイなのだが、そんな安っぽい言葉で表現できるものでもない。  いい子ぶってても、おまえさんだって好きなんだ…
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『本屋さんで待ち合わせ』(三浦 しをん /大和書房) :感想

 本書は三浦しをん氏の「書評集」ですが、本を題材にしたエッセイ、って言った方が正確かもしれませんね。  堅苦しい書評じゃなくて軽いノリなので気楽に読めます。 さてさて。  自分の好きな本について「好きだー!」って勢いで書かれていると嬉しくなりますが、好きなポイントが違うのがまたオモシロくもありますね。 …
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『間抜けの構造』(ビートたけし /新潮新書) :感想

 お笑いでも、テレビ・映画でも、芸術・スポーツでも、どんなものでも「間」が大事。  ビートたけし氏が、自らの体験と哲学を踏まえて「間」について語るのですが、たけし氏ですから上から毒舌でガツンガツンときます(笑)。  一番なるほどと思ったのは、議論における間の取り方の話。  反対意見を述べるときのテクニックについ…
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