『日出処の天子』(山岸涼子 /白泉社文庫・全7巻) :感想

 図書館で借りてきた古~~いマンガを読んでいたら、うちの奥さまが、久々に読みたいから借りてきてと指定したのが本作です。


 私は名前だけは聞いたことはあったのですが、読むのは初めてでした。


 主人公は、タイトルにある二つ名でお馴染みの厩戸皇子と、蘇我毛人(えみし)です。


 ・・・まさかこういう話だったとは(笑)。

 全部まとめて一気読みしました。


 厩戸皇子は、歴史の教科書でお馴染みの聖徳太子とはかけ離れた、異能を持つ野心家で策略家に描かれています。

 
 欲しいものは、天下ではなく、ただ一つだけ。


 それを手に入れることが出来ないもどかしさに身悶える皇子。


 苦しむ皇子を助けてやれないことに悩む毛人。


 それを見てまた苛立つ皇子。


 ああ、負のスパイラル。


 蘇我氏というと、悪者のイメージで描かれることが多いように思いますが、本作の毛人は美形の優男。

 お父ちゃんの馬子はかわいそうに、イメージ通り(笑)。


 我々の知る歴史とはちょっと異なるストーリーですが、子供の頃に教科書に載っていた聖徳太子の肖像画は別人のものだとか、そもそも聖徳太子は実在しないとかいう話があるくらいですから、本作のストーリーが史実通りである可能性も十分あるわけで。



 歴史ロマンというか、古代の愛憎劇を描いた大作だと思います。


 ずいぶん昔の作品ですが、名作と呼ばれるものはやっぱりオモシロいですねえ。

 昔の作品もいろいろ文庫本サイズで復刻されてきているのが嬉しいです。
 
 読んだことのない名作漫画を物色してみようかな。


 本作は普通に買えますけど、古いマンガ(もちろん、本もそうですが)って、絶版になっているものががありますよね。

 そういう入手困難な本を読めるのが図書館のいいところだと思います。
 
 


日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)
白泉社
山岸 凉子


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