『マスカレードホテル』(東野圭吾 /集英社) :感想

 都内で起こる連続殺人事件。

 現場に残された暗号を解読した結果、次の殺人の舞台となるのは「ホテルコルテシア東京」。

 警視庁は、犯人逮捕のため、刑事をホテルに潜入させ、厳重な見張りを続けることとした。

 フロントクラークに化けることとなった刑事・新田浩介。


 完璧に化けろ。決して見破られるな--------


 新田は犯人を追い詰めることはできるのか?!


・・・という展開です。



 警察官がホテルマンに化けるのは大変ですよね(笑)。

 一流ホテルのホテルマンの物腰は普通の人でも真似できないですし・・・・・・それを剛毅な警察官たちがホテルマンに扮するのはある意味コミカル。

 そんなコミカルシーンもありますが、展開はシリアスに進みます。



 ストーリーが進むに連れて教育係である山岸との関係も変化していくのも、物語の楽しみの一つですね。

 最初はお互いに不信感を持っていたものが、だんだんと変化していって、最後は戦友のような信頼関係で結ばれることになる・・・・・・ベタなお約束展開ですが、その予定調和な感じが私には心地よいです。



 ホテルマンとしての誇りを山岸から学び、徐々に見る目が変わっていく新田。

 そして様々なことをきっかけにして事件解決のカギとなることをひらめいていきます。

 ガチガチの頭から発想を転換することも学んだようで。

 視野が広くなり、柔軟になっていくという、新田の成長物語の一面もありました。




 ちょこちょこ現れる不審者や、新田の旧知の人物に絡まれるショートエピソードは、ちょっとしたミステリであり、感動ストーリーだったりします。

 それらは、新田の内面性を浮かび上がらせる役割をしているだけでなく、新田を変えていくことにもなります。

 そして、単なるショートエピソードというわけでもなくて・・・・・・ほうほうそう来ますか!という感じでした。


 うだつの上がらない所轄のおじさん刑事・能勢もイイ感じです。

 何というデキルおじさんなのでしょう・・・・・まだまだ精神的には子供の新田を手のひらの上でやさしく育てている感じですねえ。



 ミステリとしては軽めです。

 謎はポイントポイントで新田が推理して閃きますし。

 そのため、サクサク読めました。



 豪奢な超一流ホテルでの、見えない敵との戦い。

 ビジュアル的にも映えますし、これも映画化されそうですねえ。
 



マスカレード・ホテル
集英社
2011-09-09
東野 圭吾


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この記事へのコメント

2011年12月04日 20:05
丁度読み終えたばかりで、今日読む本がなくて寂しくしているところへ・・・次はこれにします♪
池井戸潤さんの「空飛ぶタイヤ」を読み終えました。
とってもおもしろかったです。読みながら「負けんな!」と心の中で応援している私がいました(笑)読み始めたら止まらなくなって上下巻、満喫でした。
2011年12月04日 22:00
oriverさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

『空飛ぶタイヤ』はまだ未読なので、年末年始用に買おうかなあと思っています。
(積み上がっている子たちを先に読まないと恨まれそうなので・・・・(笑))
楽しみです!

遅ればせながら、友人から来週『下町ロケット』を借りる予定なのですが、私の周りでは『空飛ぶタイヤ』の方が評判がいいですね~。

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