テーマ:伊坂幸太郎

『PK』(伊坂 幸太郎 /講談社) :感想

 ワールドカップアジア予選も大詰め、何としても勝たなければならない後半ロスタイムに得たペナルティキック。  そのPKの真相を調査する大臣と秘書官の会話から物語がスタートします。  キッカーにまつわる様々な謎、憶測。    登場人物たちの視点が交互に混ざり込んで語られていく構成とテンポは、ある意味、定番の伊坂調。  …
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『グラスホッパー』(伊坂幸太郎 /角川文庫) :感想

 妻をひき殺された鈴木が、仇の親が経営する会社に契約社員として潜り込み、復讐の機会を窺う……そんな構図で始まる本作ですが、伊坂ワールドがそんな単純な訳がない(笑)。  隙を窺っていたはずの鈴木が、逆に疑われたりしていて……展開は結構スピーディーです。  一番無害なはずの鈴木を、みんなが付け狙い始めるのがコワイ。  ハラ…
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『チルドレン』(伊坂幸太郎/ 講談社文庫) :感想

 本作は、銀行強盗の人質になっても物怖じせずに犯人に食ってかかるような、犯人にとっても人質にとっても迷惑なキャラクター、陣内くんを軸にしてストーリーが展開していく連作短編集です。  第1章「バンク」は、学生の頃、陣内と鴨居が銀行強盗の人質になってしまったときの話です。    その際、同い年くらいの人質仲間(笑)、永瀬に…
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『フィッシュストーリー』(伊坂幸太郎 /新潮文庫) :感想

 二十数年前、正義感の男・雅史は友人から勧められたロックミュージックのテープを聴く。それには間奏の途中で音が消える1分程の時間があった…… ……物語はこの無音と正義感から始まる。    現在。  瀬川に繋がった「正義感」。    30数年前。  売れないロックバンドの最後のレコーディング。無音に込められた思い。…
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『終末のフール』(伊坂幸太郎 /集英社文庫) :感想

 あと8年で地球が滅亡すると宣言され、5年が経過した世界。未来がなく、絶望しかない中で、残りの日々をどう過ごすか。本作は、そんな世界で生きる人々を描いた短編集です。  表題作「終末のフール」をはじめ、全8編が収められています。  何の予備知識もなく読み始めたのですが、10年ぶりに娘が帰ってくるのでおたおたしている父親…
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『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎 /新潮文庫) :感想

 ①ビル持ちで画廊社長の大金持ちの男と絵描きの女、②リストラされて失意の五十路男と老犬、③新興宗教幹部と新入り、④一匹狼の泥棒、⑤ダブル不倫の男女----別々に走る5本の人生のストーリー。  rush、rash、lash、lush ……ラッシュなライフ。  それら5つの人生が絡み合い、一つの結末に辿り着きます。 …
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『Story Seller』(新潮社ストーリーセラー編集部 /新潮文庫) :感想

 「面白い話、売ります」という自信あり気なコピーが表紙に書かれている本作ですが、伊坂幸太郎氏、近藤史恵氏、有川浩氏、米沢穂信氏等の作品が詰まった、オール読み切り集となっています。  この本をキッカケに気になる作家に出会えるといいですね……そんな狙いも込められた本のようです。  味わってみないと好みの作家かどうかはわからな…
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『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎 /新潮文庫) :感想

 本屋の目立つ所に平積みになっていた本作、最近読み始めた伊坂幸太郎氏の作品だったので、目に留まったのも何かのご縁かと購入しました。  本屋の策略にまんまと乗せられてしまっています(笑)。  題材としては、無実の罪を着せられた主人公が追跡から逃げるという、ある種、使い古されたものなのですが、本作にはこれにケネディ暗殺の…
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『砂漠』(伊坂幸太郎) :感想

物凄い友情で繋がれた友人たちの物語です。この御時世にこんな関係が存在するのか、と思わずにはいられませんでした。 本作は、仙台の大学に通う大学生の物語です。 遠い昔に学生だった人、大学を卒業して間もない人、今まさに大学生の人、大学を目指している人・・・読者の世代によって受ける感慨も全く異なる作品なのだろうな…
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『死神の精度』(伊坂幸太郎) :感想

 先日、友人から、東野氏ばかり固め読みしていないでと勧められたのが伊坂幸太郎氏。この方も売れっ子作家ですよね。  ベストセラーがベストセラーのうちは読まない、売れっ子作家はあまり読まない、というひねくれ者の私なのですが、東野氏という超売れっ子を読んだのだから伊坂氏も読みなさい、と勧められたのでした。  『重力ピエロ」や『…
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