テーマ:宮部みゆき

『ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件』(宮部 みゆき /新潮社) :感想

一つの落下「事故」から始まった悪意と犠牲の連鎖が、大きなうねりとなって中学校を飲み込んでいく。 子どもたちは、親たちは、大人たちは、学校は、マスコミは事件をどう捉え、どう捌き、裁くのか……。  大作も大作。  全3巻ですし。  数多くの人物の視点で描かれていきますが、中心にいるのは、クラス委員長の優等生、…
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『小暮写真館』(宮部 みゆき /講談社) :感想

 とっても分厚い一冊なのですが、すぐに2回読み返してしまいました。  とても温かい物語。  ウルッと来てしまうことも数度。  「小暮写真館」に住む花菱家-----  長男の英一の視点で描かれる、花菱家のやわらかな日常。  心霊写真騒動から始まって、小暮さんの話、不動産屋の話、親戚の話とさ…
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『ここはボツコニアン』(宮部みゆき /集英社) :感想

 ボツネタばかりが集められた世界・ボツコニアンで繰り広げられる冒険ストーリー。  より良い世界を創るため、ピピとピノが大冒険?! ……という物語です。  ゲーム大好き、RPG大好きの宮部みゆき氏。  明らかに自分の楽しみで書いてる(笑)。  小ネタもRPG好きならニヤリとするものが散りばめられ。 …
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『チヨ子』(宮部みゆき /光文社文庫) :感想

 本書は、宮部みゆき氏自選の中短編集です。  1999年から2010年に発表された5本の作品。  幽霊とか幻視とかが出てくるファンタジックなストーリーもあれば、神やら何やらが出てくるSFチックなストーリーもある。  ちょっと不思議な短編集です。  『チヨ子』はおとぎ話のような、メルヘンチックな物語でし…
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『ばんば憑き』(宮部みゆき /角川書店) :感想

 面白かったです、これ。  人情溢れる、そしてホロリと切ない江戸市井のあやかし不思議草紙。  全6篇が収められています。  「坊主の壺」は、コロリ(コレラ)の流行に苦しむ町民のために力を尽くす田屋の主人のもとで働く女中、おつぎの視点で語られます。  主人が所有する掛け軸に浮かび上がる坊主の絵。  見えるのは…
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『堪忍箱』(宮部みゆき /新潮文庫) :感想

 本作は、江戸市井の人情満載、哀愁満載な時代小説8編の短編集です。  『堪忍箱』は、近江屋に代々伝わる「堪忍箱」にまつわるお話です。  燃えさかる炎の中からも、命を掛けて箱を守ったお駒の母。    箱を受け継いだお駒の決断。  ラストシーンは、熱いんですけどゾクリときました(笑)。  霊験とか祟りとか…
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『あやし』(宮部みゆき /角川文庫) :感想

 本作は時代モノが集められた9つの短編集。亡霊や鬼など、ホラー風味なお話が多いのが特徴でしょうか。  一人語りで話が進められる『影牢』と『安達家の鬼』は独特の雰囲気があり、私はとても気に入りました。  『影牢』は老番頭の独白なのですが、光景が目に浮かんできましたよ、恐ろしい事件の有り様が。    また…
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『きみが見つける物語 放課後編』(浅田次郎、宮部みゆき、星新一、橋本紡、石田衣良/角川文庫) :感想

 「十代のための新名作」と銘打たれたシリーズ第2弾である本作には、浅田次郎さん、石田衣良さん、橋本紡さん、星新一さん、宮部みゆきさんの短編が収録されています。    浅田氏の『雛の花』は、昭和30年代の西麻布に住む主人公と祖母の物語です。  シャッキリとして、凛として、そして粋なお祖母ちゃんと、昭和中頃の東京の風景…
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『かまいたち』(宮部みゆき /新潮文庫) :感想

 本作は、宮部みゆきさんの初期作品たちを集めた、時代小説の短編集です。  『かまいたち』は、江戸の町で起こる連続辻斬り事件の現場に出くわしてしまった町娘・おようが、「かまいたち」との異名を取る犯人を見極めようと事件に踏み込んでいくお話です。  おようは・・・・・・・あああああ、逃げてええええっっ、って状況に陥ります(笑)…
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『名もなき毒』(宮部みゆき /カッパ・ノベルス) :感想

 青酸カリのような直接的に作用する毒物以外にも、濃淡の差こそあれ、この世に根深くはびこる様々な毒。本作は、タイトルの通り、「毒」にスポットを当てた物語です。 あらすじとしましては・・・・・・・・・  頻発する青酸カリ毒殺事件が世を騒がす中、杉村三郎は、トラブルメーカーのアルバイト社員・原田いずみにクビを言い渡す。 …
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『R.P.G.』(宮部みゆき /集英社文庫) :感想

 所田良介は、娘よりも年下の女子高生の相談相手になってしまうくらいの優しくて頼られる男。昔から常に女性の影がチラチラしているのに、その妻は怒る素振りも見せず、諦めているようにも見える。娘の所田一美は、そんな母がイラついて仕方ない。  そんな中で、良介のガールフレンドだった女が殺され・・・・・・そして良介が殺される。  「許さ…
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『火車』(宮部みゆき /新潮文庫) :感想 

 火車-----生前に悪事をした亡者を乗せて地獄に運ぶという、火が燃えている車-----  本作は、休職中の刑事、本間のところに、亡き妻の甥っ子が訪ねてくるところから物語が始まります。    失踪した婚約者を探してほしいと依頼する甥っ子。  本間は、その婚約者・関根彰子の消え方が気になり、引き受けることにしま…
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