テーマ:東野圭吾

『禁断の魔術 ガリレオ8』 (東野 圭吾 /文藝春秋) :感想

 7に引き続き、本書もガリレオシリーズ短編集ですが、読みどころは、湯川が罪を犯すことも厭わずに毅然と過ちを犯そうとする者に立ち向かう「猛射つ」でしょう。 湯川が殺人犯に?  という本書の帯の煽り文句はこの作品です。  レールガンは人殺しの道具ではない。  教え子を信じ、守る。  シリーズおなじみ…
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『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野 圭吾 /文藝春秋) :感想

 ガリレオシリーズ第7巻は、4本の短編集です。  はじめの2つ、「幻惑す」と「心聴る」は、湯川先生がお馴染みの科学実験でトリックを解明します。  科学でキッチリ化けの皮を剥ぐ定番の展開で、安心して読めます。  その分、最初の頃の驚きというか新鮮さは感じなくなってしまいましたが・・・・・・まあそれは贅沢ってもんでしょ…
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『ナミヤ雑貨店の奇跡』(東野 圭吾 /角川書店) :感想

 時空を超えたやり取りが生み出す優しい物語でした。  悩みを解決してくれると評判のナミヤ雑貨店。  翌日に店の牛乳箱に届く回答が、多くの人を救ってきたそうで。    何十年か前に話題になったその店も、今では廃屋として佇むのみ。    そんなナミヤ雑貨店に、空き巣をしでかした若者三人組が逃げ込んだこ…
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『どちらかが彼女を殺した』(東野 圭吾 /講談社) :感想

 これは自殺なんかじゃない、殺人だ。  妹を殺したのは、妹の親友か、それとも、元恋人か。 警察になんか任せられるか、裁くのは俺だ--------  妹はなぜ死んだのか。事件の真相を追う和泉康正。    しかし決定的な証拠が掴めない。  どっちだ、どっちがやったのか。  どちらかが彼女を殺した。 …
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『歪笑小説』(東野 圭吾 /集英社) :感想

 編集者、作家、書店、読者を巻き込んだドタバタコメディー。  本当の話が混じっているのかどうかかどうかわかりませんが(笑)、「小説」を取り巻く世界の裏事情(?)にニヤリとさせてくれる一冊でした。  初っぱなの伝説の編集者・獅子取編集長の話にはイキナリ笑わされました。  しかしこういうオヤジが本当にいそうだからコワい…
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『東野圭吾公式ガイド 読者1万人が選んだ 東野作品人気ランキング発表』 (講談社文庫)

 東野圭吾ファンのための公式ガイド&読者人気ランキング本。  東野氏による全著作解説や、加賀恭一郎と湯川学の特集もついています。  東野氏自身も、今では湯川は福山雅治さんをイメージして書いているそうです。  映像の力はやはりすごいですねえ。 さてさて、ランキングですが……。  上位には最近の作品…
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『プラチナデータ』(東野圭吾 /幻冬舎) :感想

 国民の共通番号制度導入法案が国会に提出されたそうですが、本作では、犯罪防止のために、国民が自分のDNAを登録させられることが決まった日本が舞台になっています。  DNA登録制度のおかげで大幅にアップした犯罪検挙率。  警察庁特殊解析研究所の神楽龍平は、システムをさらなる高みに登らせるために没頭する。  そこに勃発…
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『カッコウの卵は誰のもの』(東野圭吾 /光文社) :感想

 親子二代のスキーヤー、緋田宏昌と、娘の風美。 妻の智代は風美が2歳のときに自殺した。  智代の死後、緋田が知ることになった妻の苦悩。  それは緋田の苦しみの始まりでもあった。  一方、順調に力をつけてきた風美の所属チームのもとに送りつけられてきた脅迫状と、不可解な事故。  過去の因縁と殺意が絡み合った先は---…
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『マスカレードホテル』(東野圭吾 /集英社) :感想

 都内で起こる連続殺人事件。  現場に残された暗号を解読した結果、次の殺人の舞台となるのは「ホテルコルテシア東京」。  警視庁は、犯人逮捕のため、刑事をホテルに潜入させ、厳重な見張りを続けることとした。  フロントクラークに化けることとなった刑事・新田浩介。  完璧に化けろ。決して見破られるな--------…
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『白銀ジャック』 (東野圭吾 /実業之日本社文庫) :感想

 ゲレンデのどこかに遠隔式時限爆弾が隠された!! 犯人たちの狙いは何か?スキー場経営会社の判断は?  儲かっているようで、非常に苦しいスキー場の経営。  爆弾を仕掛けられたからといって、爆発までの猶予期限があるのであれば、ゲレンデを閉鎖することはできない・・・・・・。  客の安全と会社の安全が秤に掛けられ、現場と経…
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『真夏の方程式』(東野圭吾 /文藝春秋) :感想

 「ガリレオ」シリーズ最新作の本作。  海底資源開発会社と環境保護団体がせめぎ合う美しい海の街で、事件は起こります。  泊まっていた民宿の宿泊客が変死したことで、ガリレオ先生こと湯川学は事件に関わっていくことになります。    事件の謎は、シリーズお馴染みの科学トリックです。  現場に残された痕跡から湯川が…
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『新参者』(東野圭吾 /講談社) :感想

 加賀恭一郎シリーズ第8作である本作。練馬暑から日本橋暑に異動したばかりの「新参者」の加賀が殺人事件の犯人を追います。  日本橋という、義理人情に厚い江戸っ子気質と雰囲気を残している(イメージがある)街をうまく使ったストーリーだったと思います。    事件捜査の過程で出会った人々にも、それぞれの人生がある。  住…
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『麒麟の翼』(東野圭吾 /講談社) :感想

 本作は、加賀恭一郎シリーズ第9弾。既に映画化が決まってるというのも、さすがは人気シリーズだけありますね。  東京・日本橋。  麒麟の像に祈りを捧げるような姿で死んでいた青柳武明。  一方、職質から逃走し、車に跳ねられて意識不明になっている八島冬樹。  青柳の財布を持っていた八島への嫌疑。  な…
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『虹を操る少年』(東野圭吾 /講談社文庫) :感想

 幼い頃から他の人とは違う力を持っていた光瑠。    彼が奏でる光の旋律、「光楽」に惹かれた若者たちに起こった異変。    そして大人たちは、光楽の力に目を付ける。  光瑠の目的とは?  大人たちの狙いとは?  光瑠は危機を脱することはできるのか? ……というような展開なのですが、これまでに読…
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『おれは非情勤』(東野圭吾 /集英社文庫):感想

本作は、学研が以前出していた学習雑誌「5年の学習」「6年の学習」に連載されていた短編集です。 初っぱなから、よくこんなん子供向けに書いたなあというツカミからスタートします(笑)。  主人公の「おれ」は、働くのが嫌だけど食うためにしようがないからやっているという非常勤教師。  傍若無人の猿どもに好かれる必要もないし、…
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『流星の絆』(講談社文庫 /東野圭吾) :感想

 今月の文庫新刊として出された本作(単行本刊行は2007年)ですが、これはまさに私が好きなタイプの作品でした! おおまかなあらすじとしましては・・・・・・  ペルセウス流星群を見るために、深夜、家を抜け出した功一、泰輔、静奈の三兄妹。  家に戻った彼らを待っていたのは、両親の叱責ではなく、変わり果てた姿だっ…
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『白馬山荘殺人事件』(東野圭吾 /光文社文庫) :感想

 密室、館、暗号、探偵、真相披露……古くから推理小説の世界で使われている、言わば王道で構成された作品です。 あらすじとしては・・・・・・  白馬のペンション、「まざあぐうす」で兄を失ったナオコ。一年後、兄の死の真相を探るため、ナオコはマコトとともにまざあぐうすに泊まることとした。  各部屋の額に掛けられたマザーグー…
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『秘密』(東野圭吾 /文春文庫) :感想

 昨年、志田未来さん主演でテレビドラマも放映された『秘密』。妻も見ていました。    バス事故という大惨事から始まる話ですが、出てくる人たちが、全く救われない結末にはならないように東野氏の配慮(?)がなされているのは、ハッピーエンド好きの私にはありがたいです。  本作がハッピーエンドと評価されるものかどうかはわかりませんが…
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『毒笑小説』(東野圭吾 /集英社文庫) :感想

 本作は、文字通り、毒のある笑いがふんだんに詰め込まれた全12編の短編集です。  私は、『マニュアル警察』と『誘拐電話網』が好きですね。  妻を殺したと自首しているのに受付窓口に行ってくれとか、事情聴取も所定のやり取りしかしてくれなかったり、部署をたらい回しにされたりと、いわゆるお役所仕事を皮肉りつつ、キッチリ笑える…
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『ちゃれんじ?』(東野圭吾 /角川文庫) :感想

 本作は、東野圭吾氏のスノーボード奮闘記。44歳にしてスノボーを始め、完全にハマってしまった氏は超楽しそう(笑)。    今はなき船橋のザウスに通ったり、遠征したゲレンデは数知れず。  写真に写っているチケットの数が異様。  超多忙作家じゃなかったの(笑)?って感じです。  まあ、スノボーに行くため…
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『あの頃の誰か』(東野圭吾 /光文社文庫) :感想

 今年一月の新刊として出た本作は、東野圭吾氏曰わく「わけあり物件」が収められているという短編集です。  冒頭作の『シャレードがいっぱい』は、バブル臭がぷんぷん漂う作品です。  本作は、表紙からしてバブリーなイメージですよね(笑)。  ジュリアナとかゴールドとかボディコンとかアッシーとかメッシーとか、時代を感じさせま…
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『きみが見つける物語 恋愛編』(東野圭吾、有川浩、梨屋アリエ、乙一、山田悠介) :感想

 「十代のための新名作」と銘打たれた本作。先日読んだ「放課後編」の続編のようです。お、東野圭吾氏も入ってる!東野氏がコイバナを書いたの?!ということで手に取りました。  パラパラとめくってみたところ・・・東野氏の収録作品は読んだことのあるもの(『小さな故意の物語』)でしたが、まあこれもご縁ということで読んでみました。  …
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『パラドックス13』(東野圭吾 /毎日新聞社) :感想

 P-13現象-----3月13日午後1時13分13秒から13秒間が地球の運命を決める。  1時13分、捜査一課の管理官・久我誠哉は、強盗犯を追い詰め、まさに逮捕せん状況にあった。  そしてまた、所轄の巡査で、弟の冬樹も、犯人の車の前に立ちはだかっていた……。  そして運命の時間を迎えた時、冬樹は人気のない世界…
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『むかし僕が死んだ家』(東野圭吾 /講談社文庫) :感想

 昔の恋人・倉橋沙也加から、失われている幼い頃の記憶を取り戻すための調査行への同行を求められた「私」。  彼女の父の形見であるライオンの鍵を取っ掛かりに彼らが向かった先は、松原湖近くの森の中に佇む白い家だった。  23年前で時間が止まっているかのような屋内。  少しずつ見つかる手がかりをもとに、1つ1つ解き明かされてい…
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『分身』(東野圭吾 /集英社文庫) :感想

 北海道に住む氏家鞠子。彼女は、母を失った火事の真相を探るため、手がかりを辿って東京へ向かう。  そして、東京に住む小林双葉。バンド仲間とテレビに映った直後に彼女を襲った悲劇。  彼女もまた事故の手がかりを求めて北海道に向かうのだった。  自分は両親に全く似ていない。    しかし自分と瓜二つの人間がいるのだと知っ…
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『あの頃ぼくらはアホでした』(東野圭吾 /集英社文庫) :感想

 本作は、東野圭吾氏が中学生だった頃から某企業に入社するまでの思い出話を綴ったエッセイです。  こういう人がどうしてあのような超ベストセラー作家になったのか不思議でなりません(笑)。  ワルの巣窟の中で過ごした中学校時代。  昔はそういうことがあったらしいと伝説のように聞いていた昭和の荒れた学校がまさにここ…
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『名探偵の掟』(東野圭吾 /講談社文庫) :感想

 推理小説では定番の「お約束」。そのお約束に縛られて苦労する大河原警部と名探偵・天下一大五郎の奮闘を、作家と読者への皮肉を含んだコメディとして描いている作品です。  まぐれでも真犯人を当ててはいけないために、緻密な調査をした上で、犯人ではないと確信できる者だけを容疑者として責め立てなければならない警察。  いちいち謎解き…
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『赤い指』(東野圭吾 /講談社文庫) :感想

 本作は、家族の絆を描いた物語です。年始にドラマが放映されていたそうで……東野圭吾氏の作品は映像化されまくりですね~。 あらすじとしましては……  前原昭夫は、ごく普通の一家の主。    妻からの電話を受け、急ぎ帰った我が家で待っていたのは、少女の死体。  犯人は息子。  妻の取り乱しぶりと、…
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『夢はトリノをかけめぐる』(東野圭吾 /光文社文庫) :感想

 もう5年も前になるトリノオリンピック。本作は、東野氏のオリンピック観戦記と冬季競技振興への思いを綴ったエッセイです。  トリノへは、直木賞受賞パーティーの翌朝に出発したそうで……行くのがめんどくさいとか飲み続けたかったとか書いてあるし(笑)。 ようやく取れた直木賞ですから、よほど嬉しかったのでしょう(笑)。 …
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『使命と魂のリミット』(東野圭吾/ 角川文庫) :感想

 先日まとめ読みした『医龍』で上がった医療テンション(?)が継続中なので、本作に手を伸ばしてみました。  心臓外科医になりきった(もちろん私が主人公)テンションのまま本作を読むことになったので、途中までは、「姑息な教授連はバッサバッサ切り捨てちゃうよー」くらいの勢いある軽いテンションで読んでいたのですが……そこは東野センセ。そんな…
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