『折れた竜骨』(米澤 穂信 /東京創元社) :感想

 米澤穂信はこういうのも書けるんだ!とちょっと驚いた作品でした。  時は中世、イングランドはリチャード獅子心王の御世。  ロンドンの北西に浮かぶソロン島の領主の娘・アミーナの元に現れた、放浪の騎士ファルク・フィッツジョンとその従士ニコラ。  彼等の目的は暗黒騎士の抹殺。  そして彼らが追う暗黒騎士の標的は………
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『月の影 影の海(上) 十二国記』 (小野 不由美 /新潮文庫) :感想

 新潮文庫から新装版で出されたので、久方ぶりに読みました。  もともとはライトノベルレーベルだったとは思えない(ライトノベルを軽視しているわけではありません)、物語の深みはさすがの一言。  十二国記シリーズは大好きですが、何よりこの第一作、『月の影 影の海』 が良作だと思っています。  物語のスタートは、女子高…
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『パンツのはきかた』(岸田今日子 (著), 佐野洋子 (イラスト) /福音館書店) :感想

 一生懸命パンツをはこうとしているこぶたちゃん。  まあるいこぶたちゃんが、おすまし顔で悪戦苦闘している姿がとてもキュート。  まず片足を入れて・・・・・・って、パンツのはきかたを解説しているんですけどね、パンツをはくまではとっても大変。  ようやくひとりでパンツがはけるようになったうちの娘。  「こぶたちゃ…
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『フリーター、家を買う』(有川 浩 /幻冬舎) :感想

 新卒で入った会社をすぐに辞めてしまった若者に対して世間の風はキビしい・・・・・・最初は怠惰な日々を送っていた誠治が、母の病をきっかけとして、遂に!? ・・・・・・という感じの展開。 最初は重たいんですよ~。 全くうまく行かない就職活動、母のうつ病、世間体ばかり気にするプライドの高い父との確執。 崩壊する…
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『震える牛』(相場 英雄 /小学館) :感想

 本の帯で、「2012年度ベスト1ミステリ早くも決定!」とか「平成版『砂の器』誕生!」とか踊っていて、ハズレを無理やり推してるんだったらやだなあとか思っていたのですが……ベスト1かどうかはさておき、かなり面白かったです!  そして、いろいろ戦慄しました。  タイトルの「震える牛」、そして、表紙の牛の頭骨を見て連想され…
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『桐島、部活やめるってよ』(朝井 リョウ /集英社文庫) :感想

 19歳でここまで書けるのか……と思わず嫉妬してしまいますよ(笑)。  等身大の高校生たちの青春群像、とでも言うのでしょうか。  桐島が部活をやめるってよ、という何気ない会話からここまで話を作っていけるってのがなあ、すげえ19歳だなあと。    内容としては、登場人物たちの高校生活がウダウダ流れていくだけ、って見…
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『バイ貝』(町田 康 /双葉社) :感想

 日常の中のどうでもいいことを鬱ウツ言いながら語っていくのが、クスリと笑えてくる話でした。  最初はドストエフスキーの話から始まったので、何やら高尚な物語かと思いきや、ヤッパリ違った(笑)。    鬱分をカネで換算してみたり、鬱な気分を楽しんでいるんじゃないかと思わざるを得ません。  センスあるなあ、町田康。…
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『福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン) :感想

あの震災から1年4ヶ月になろうとしています。 原発問題は、いまだ解決の糸口すら見えません。 しかし、少しずつ、少しずつではありますが、復興に向けて歩みを進めています。 事故の記憶を風化させてはなりません。 本書を読み進めていくと、事故当時のことが激烈に思い起こされます。 官邸内でのやり取りとか・・・…
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『インシテミル』(米澤 穂信 /文春文庫) :感想

「ある人文科学的実験の被験者」になるだけで時給11万2000円がもらえるという破格の仕事に応募した12人の男女。 とある施設に閉じ込められた彼らは、実験の内容を知り驚愕する。 それはより多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった――。  (文藝春秋ホームページ:内容紹介より引用)  終盤まで、…
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『みさおとふくまる』(伊藤 美代子 /リトルモア) :感想

みさおばあちゃんと、ネコのふくまるの優しい日常を綴ったフォトアルバムです。 余計な言葉なんていらないんですよ、この写真集。 あったかーい気持ちになれます。 去年の冬は本書をちょくちょく見てあったまって過ごしましたが、夏を迎えるにあたり、久々に取り出しました。 うん、ぽかぽかになる本を夏に読んでも問題なし! …
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『コレキヨの恋文』(三橋 貴明 /小学館) :感想

 新米女性首相が高橋是清に国民経済を学んだら。  『もしドラ』以降、こういう本が増えましたね。  経済の初心者である新米首相・さくら子への経済レクチャーを通じて、読者も学んでいくタイプの本です。    時勢を嘆ずる高橋是清の言葉は、悩めるさくら子にも響くのですが、どこかズレもあって・・・・・・って、是清は自分…
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『ネジマキ草と銅の城』(パウル・ビーヘル /福音館書店) :感想

 オランダでは親から子に読み継がれてきたという本書。  大人でも存分に楽しめる児童文学だと思います。    大人も昔は子どもだったわけだし、懐古感もブレンドされて子ども以上に楽しめるかも。  千年もの間、世界を治めてきた偉大なる王ととも暮らすのは、今ではノウサギだけ。  銅の城の中で、2人だけ。  王様が…
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『札幌刑務所4泊5日』(東 直己 /光文社) :感想

 一昨日、ホリエモンの『刑務所なう。』を書いたので、この本を久々に手に取りました。  東氏は、ススキノ探偵シリーズがヒットしていますね。  ホリエモンとは異なり、東氏の場合は交通違反の罰金支払をワザと拒否しつづけることによって念願の入所を果たしたところですね。  体を張ってネタを取らなければならないのでしょうが…
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『知らないと恥をかく世界の大問題3』(池上 彰 / 角川SSC新書) :感想

 知らないと恥をかくかどうかは別として、2012年4月現在の世界の情勢がよくわかる本でした。  テーマは以下になっています。  各章タイトルだけ挙げていますが、私の感想もちょっと書いてみてます。 ○ プロローグ:「世界中の民衆がモノを申し始めた」 ○ 「アラブに春は来たのか?」   激動も激動ですよ…
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『刑務所なう。』(堀江 貴文 /文藝春秋) :感想

 ホリエモンのオツトメ日記です。  入所からの日々が綴られていますが、どうしても食事の話が多くなりますよね。  自由がないのがツラいってのは刑務所だから当たり前ですが、真面目にオツトメしているようです。  まあ、刑務官らも本書に目を通すでしょうし、ヘタなことは書けないですよね。  まだまだオツトメが続いている…
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『PK』(伊坂 幸太郎 /講談社) :感想

 ワールドカップアジア予選も大詰め、何としても勝たなければならない後半ロスタイムに得たペナルティキック。  そのPKの真相を調査する大臣と秘書官の会話から物語がスタートします。  キッカーにまつわる様々な謎、憶測。    登場人物たちの視点が交互に混ざり込んで語られていく構成とテンポは、ある意味、定番の伊坂調。  …
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『日本人の知らない日本語3 祝! 卒業編』(蛇蔵・凪子 / メディアファクトリー) :感想

日本語って、厳密に学ぶと難しいですよね。 日本語学校の先生である凪子さんと、留学生の方々との心温まる(?)交流のエッセイ風マンガです。 日本語大好きな私はこういう本は大好きです。 このシリーズもロングヒットしてますよね~。 皆さんやっぱり日本語が好きなんだなと嬉しいですわ(笑)。 日本語表現が難しい…
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『非選抜アイドル』(仲谷 明香(AKB48) /小学館101新書) :感想

 無知な私は、本書は「選抜メンバー」とそうでない者との格差を感じさせるような暴露本かと思っていたのですが、全く違いました。  「非選抜」の仲谷さんの成長物語ですね、これは。  また、非選抜メンバーから見たAKBの記述がとても興味深かったですわ。  AKBのことをほとんど知らない私も興味を引かれるというのは、AKBに限ら…

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『セカンド・ラブ』(乾 くるみ /文春文庫) :感想

工員として働く正明が、大学院生の春香に出会ったのは先輩に誘われた正月スキーの時だった。 先輩の彼女が連れてきた春香はとても眩しく、やがて二人は…… という展開。 そこに、春香そっくりのホステス、美奈子の存在が現れてから物語がざわつき始めます。 親密さを深めていく正明と春香の行く末やいかに?! ……という…
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『不自由な心』(白石一文 /角川書店) :感想

愛情とか結婚とか家庭とか、うーむといろいろ考えてしまった一冊でした。 大人の男と女を描いた5つの短編集です。 出てくる人物は、どいつもこいつも不倫というか、配偶者以外に心を奪われてしまっている状況。 何かふつーに不倫してるんで、うちの職場でも誰か不倫してるんじゃないかって思ってしまうくらいでしたよ(笑)。 …
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『中国嫁日記 2』(井上純一 /エンターブレイン) :感想

先日、日経新聞朝刊一面の下段、いつもお堅い書籍の広告が並んでいるところに本書の広告が!! ここに四コマ漫画の本が載ってくるとは…… 浮き過ぎではありませんか(笑)? と思いつつも累計50万部突破とかでこれはスゴい。 早速、部数突破に貢献しつつ、職場に持って行ったら回し読み開始。 「日経にあったな」って、みん…
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『どちらかが彼女を殺した』(東野 圭吾 /講談社) :感想

 これは自殺なんかじゃない、殺人だ。  妹を殺したのは、妹の親友か、それとも、元恋人か。 警察になんか任せられるか、裁くのは俺だ--------  妹はなぜ死んだのか。事件の真相を追う和泉康正。    しかし決定的な証拠が掴めない。  どっちだ、どっちがやったのか。  どちらかが彼女を殺した。 …
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『蜩ノ記』(葉室 麟 /詳伝社) :感想

 武士の凛とした魂を感じた一冊。背筋が伸びるような思いで読み終えました。    武士としての生き様、共に生きる農民たちへの思い、そして、家族への思い。  不条理な藩命に抗うことなく、ただ責務を全うしようとする戸田秋谷。  様々な思惑が交錯する中でも、秋谷だけは真っ直ぐに、穏やかに、凛として生きていきます。   …
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『犯罪』(フェルディナント・フォン・シーラッハ /東京創元社) :感想

ドイツでベストセラーになったという本書。 「犯罪」にまつわるショートストーリーが集められているのですが、その内容は様々。 猟奇的殺人から機転の利いた詐欺までいろいろ。 共通していたのは、みんな大事なものをとにかく守ろうとしたこと。 その守り方の物語とも言えると思います。 ドイツは多くの国から移民が流…
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『ここはボツコニアン』(宮部みゆき /集英社) :感想

 ボツネタばかりが集められた世界・ボツコニアンで繰り広げられる冒険ストーリー。  より良い世界を創るため、ピピとピノが大冒険?! ……という物語です。  ゲーム大好き、RPG大好きの宮部みゆき氏。  明らかに自分の楽しみで書いてる(笑)。  小ネタもRPG好きならニヤリとするものが散りばめられ。 …
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『イニシエーション・ラブ』(乾 くるみ /文春文庫) :感想

 最後まで読まないとわからない、なかなかのミステリでした。  ミステリだと思って読まなければ、最後まで読んでもわからなかったかも。  文春のサイトのコピーから抜粋しますと・・・・・・  僕がマユに出会ったのは代打で出た合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。「必ず2回読みたくなる」と評された驚愕のミステリー …
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『歪笑小説』(東野 圭吾 /集英社) :感想

 編集者、作家、書店、読者を巻き込んだドタバタコメディー。  本当の話が混じっているのかどうかかどうかわかりませんが(笑)、「小説」を取り巻く世界の裏事情(?)にニヤリとさせてくれる一冊でした。  初っぱなの伝説の編集者・獅子取編集長の話にはイキナリ笑わされました。  しかしこういうオヤジが本当にいそうだからコワい…
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『偉大なる、しゅららぼん』(万城目 学/ 集英社) :感想

 琵琶湖畔、石走の町。代々その町に住み続けてきた日出家と棗家には隠された力があった!!1000年を越える日出と棗の戦いの歴史!そこに第三の力を持つ人物が割り込んできて・・・・・・   ・・・・・・という感じで展開していくストーリーは万城目ワールド全開!!  高校入学と共に石走の本家(しかも、城!)に住み込み、高校に通う…
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『大阪・関西の「謎と不思議」を歩く』 (若一光司 /KKベストセラーズ) :感想

 現在我々が目にしている「大阪城」は誰が築いたものなのか?   120年も前に大阪市章となった「澪標」(みおつくし)とは一体なんのか?   近江八幡で古くから食されている「真っ赤な食材」は織田信長の提案だった?   大阪名物になるかもしれない、「うどん餃子」の味と実体は?  豊臣秀吉の埋蔵金はいまも多田銀銅山に眠…
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『〈銀の匙〉の国語授業』 (橋本 武 / 岩波ジュニア新書) :感想

 こんな先生の授業を受けてみたかった、って思いますねえ~。  (学生時代が遠い昔に過ぎ去っているからこそ、そう思うのかもしれませんが(笑))  灘の伝説の国語教師、橋本武先生の「国語」に対する思いが詰まった一冊です。  橋本先生というと、メディアでは「銀の匙」の授業がクローズアップされますが、本書では古文・漢文の授業そ…
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『アルケミスト―夢を旅した少年』(パウロ コエーリョ /角川書店) :感想

 夢を追い、旅を続けた少年、サンチャゴの物語。  彼の旅を通じて人生の真実というものが語られます。  全世界で読まれているという本書。  青少年向け、というジャンルに入るようですが、大人が読んでもいろいろ感じるところがある内容です。  少年が、アンダルシアから単身で海を越え、戦火の中の砂漠を越え、宝物を求…
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『紅茶スパイ:  英国人プラントハンター中国をゆく』(サラ ローズ /原書房) :感想

 19世紀、中国が決して明かそうとしなかった茶の製法と、タネ。  誉れある東インド会社に莫大なる富と栄光をもたらすため、凄腕プラントハンター、ロバート・フォーチュンが中国奥地に潜入するっっ!!……っていうストーリーなのですが、本書でも書いてありますが、これは産業スパイ活動に他ならないもの。  東インド会社は、「国を左右するような…
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『おじさん図鑑』(なかむら るみ /小学館) :感想

 休憩中のおじさん、お疲れのおじさん、たそがれるおじさん、いやらしいおじさん、仙人おじさん、カメラ好きおじさん……などなど、様々なおじさんの生態をどことなく哀愁ある(?)タッチで描いた本書。  あー、この発想はなかったわー。  そこいら中に溢れるおじさんたちを観察してまとめるなんて。  「あー、いるいるー」…
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『池上彰の「ニュース、そこからですか!?」 』(池上 彰 /文藝春秋) :感想

 現在進行形の情勢を知るのにとてもいい本でした、これは。  テレビや新聞のニュースは、例えばギリシャ危機や北朝鮮情勢なんかを、視聴者・読者が詳細についてまで既知であることを前提にガンガンニュースを注ぎ込んできますが、そもそもそれが何なのかがわからないと最新情報を言われても何だかわからない(笑)。  そんなストレスを和らげてく…
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『しろくまちゃんのホットケーキ』(わかやま けん /こぐま社) :感想

 しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを焼いて、こぐまちゃんと一緒に食べる……という、言ってみればそれだけの内容の本なのですが、なぜこんなに子どもにウケるのか…うーむ、さすがは超ロングセラー。  私が子どもの頃からあった本書。  うちの3歳の子に読んだらオオウケでした。  (たぶん対象年齢はもっと下のはず…) …
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『日本を、信じる』(瀬戸内寂聴 ドナルド・キーン /中央公論新社) :感想

 御年90歳というお二人が語る日本という国。  私は最初の20ページくらいで胸がいっぱいになっていました。  日本はいい国だなあ~(笑)。  お二人から語られる日本人の気質や本質。  そして、自然や文化や歴史。  日本人の心に染み入る対談でした。  新聞等でも取り上げられていましたが、キーン氏…
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『父・金正日と私 金正男独占告白』(五味 洋治 /文藝春秋) :感想

 昨今、ますます緊迫する北朝鮮情勢。    本書では、金正日氏の長男である正男氏と著者とのメールやり取りとインタビューとともに、著者による北朝鮮情勢の分析が述べられています。  特筆すべきは、やはり、正男氏と著者とのかなりの数に及ぶメールですね。  本書の結構な部分を占める分量です。  メールという身近な形式の…
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『陰翳礼讃』(中公文庫 /谷崎 潤一郎) :感想

 西洋文化にもだいぶ馴染んできた昭和初期。便利な扇風機や水洗式トイレに囲まれた生活の中で、改めて感じる日本文化の雅味。  日本人にしかわからないかも、と思わせる風流な感覚が楽しいです。  昭和初期の住まいと日常生活をイキイキと感じられるのがすごくイイ。  トイレで用を足すということがここまで味わい深いものだったとは…
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『十字軍物語 3』(塩野 七生 /新潮社) :感想

 さあ、遂にリチャード獅子心王が歴史の大舞台に登場!  英国では今でも人気No.1という英雄の登場にキリスト教世界が盛り上がった12世紀後半。  イスラム世界の英雄サラディンはいかに迎え撃つか!  しかし、戦いの興奮の裏にある、いや本質といってもいい惨憺たる現実。  本巻は、リチャードの活躍の華々しさより…
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『神様のカルテ 2』(夏川 草介 /小学館) :感想

 信州松本の地域医療を支える本庄病院。  「24時間365日」、患者を支える病院を標榜している本庄病院ですが、本作でもその言葉が強く響いてきます。    映画化もされた人気作品の続編。  死にそうに忙しい病院の喧騒の中でも感じる穏やかな空気は前作と同じでいい感じ。  そして、中盤までは一止の奮闘振りと、旧友・進…
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『これからの「正義」の話をしよう 』(マイケル サンデル ./ハヤカワ・ノンフィクション文庫):感想

 ハーバードの名物講義「Justice(正義)」。  日本でもNHKで放送されていたそうで、周りでは結構見ている人がいました。  私は番組の存在すら知らず(笑)、この本を読んでいたらTVで見た見た言われました。    正しいこととは何か、誰が何に値するか、市場と道徳…論題はさまざま。    ただ、難しそうに見…
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『オーダーメイド殺人クラブ』(辻村 深月 /集英社) :感想

私を殺して----  中学二年の少女、アン。自分の死をプロデュースし、の理想の形で殺してほしいと、同じクラスの昆虫系男子、徳川勝利へ依頼する。  中学二年という揺れ動く時期の少女と少年の物語です。  複雑すぎる女子の人間関係に生き疲れてしまったアン。  殺してほしいという思いつきも望む殺され方も、いわゆる中2…
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『聖書男(バイブルマン)  現代NYで 「聖書の教え」を忠実に守ってみた1年間日記』 :感想

 聖書に書かれた通りの生活というのはこんなに過酷なのか……。  時代が違うということもかなり大きいと思いますが、現代で実践するのは相当ハードルが高いです。  しかし著者は聖書のいいとこ取りをせず、敢えて書いてあるように実践してみたというのが本書です。      初日からかなりつまづいていました(笑)。  だっ…
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『東野圭吾公式ガイド 読者1万人が選んだ 東野作品人気ランキング発表』 (講談社文庫)

 東野圭吾ファンのための公式ガイド&読者人気ランキング本。  東野氏による全著作解説や、加賀恭一郎と湯川学の特集もついています。  東野氏自身も、今では湯川は福山雅治さんをイメージして書いているそうです。  映像の力はやはりすごいですねえ。 さてさて、ランキングですが……。  上位には最近の作品…
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『恋物語』(西尾維新 /講談社) :感想

「化物語」シリーズセカンドシーズン最終巻は、冒頭から裏切られました。 いい加減にしろ西尾維新wwwww さてさて。  私も手のひらで転がされた冒頭。  語り部は戦場ヶ原ひたぎだと思ってましたよ、そりゃ(笑)。  でも読み進めてみるとこれはこれでアリというかかなり楽しめたのでOK(笑)。 …
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『アミダサマ』(沼田 まほかる /新潮文庫) :感想

 まほかる氏の本は去年あたりから推しが強くなったように感じますが何でだろ?  映像化でもされました?  まあそれはさておきまして……サスペンスホラーな本作。  最初は幸せそうに見えて、徐々に周りごと歪んできて、うわわなドロドロ状況に。  コエに引き寄せられ、僧・浄鑑と工藤悠人が、捨てられた冷蔵庫の中で見つけて…
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『観察眼』(遠藤 保仁・今野 泰幸 / 角川書店) :感想

 サッカー日本代表・遠藤保仁選手と今野泰幸選手が語るサッカー観。  インタビューと対談形式で記されているので、両選手を近くに感じながら読むことができます。  いや~、やっぱ遠藤選手はすごいわ。  今野選手から見た遠藤選手の話を読むと、代表になくてはならない人材であることを感じます。  上達するには、強くな…
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『銀色の絆』(雫井脩介 /PHP研究所) :感想

 藤里小織が田舎の公立大学に入学して少し過ぎた頃、できたばかりの友人、千央美に昔の思い出を話す体でストーリーが進みます。  フィギュアスケートの選手として、オリンピックに出たような選手たちと共に練習してきた小織。  過酷な世界です。  選手としても過酷ですが、親も相当過酷。  ウワサには聞いてましたが、その通…
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ポケモンBW 第65話 「ダブルバトル!ピカチュウ・ワルビルVSペンドラー・ガマゲロゲ!!」

今日はサングラスのワルビルとの出会いからスタート! サトシたち一行の後からついてきたそうですが・・・回想シーンが長い長いwww 常に一歩後ろを付いてきていたのですねえ。 ピカチュウへの思いがとても深いようで。 ピカチュウとバトルしたいそうです。 では早速バトル開始・・・・・・ しかし、ピカ…
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『プラチナデータ』(東野圭吾 /幻冬舎) :感想

 国民の共通番号制度導入法案が国会に提出されたそうですが、本作では、犯罪防止のために、国民が自分のDNAを登録させられることが決まった日本が舞台になっています。  DNA登録制度のおかげで大幅にアップした犯罪検挙率。  警察庁特殊解析研究所の神楽龍平は、システムをさらなる高みに登らせるために没頭する。  そこに勃発…
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