『オイラーの贈物 ― 人類の至宝eiπ=-1を学ぶ』(吉田 武 /東海大学出版会):感想

 オイラーの公式を順序良く理解するために書かれた本書。

 オイラーの公式に辿りつく為に必要な材料が取り揃えられているのですが、中学校で習ったような基礎的な話から、高校数学、そして大学レベルのものまで結構わかりやすく取り上げられている印象です。


 本屋で、とある本を物色していたときにたまたま新装版を見かけ、懐かしさのあまり久々に手に取りました。

 私が持っているのは、ちくま学芸文庫の文庫版なのですが、もう出版されていないのかな・・・・・・。


 こういう本が文庫で出てるって結構貴重と言うか、珍しいと思うんですよね。

 数式がいっぱい載ってる文庫・・・・・・私は楽しくて嬉しいです(笑)。


さてさて。



 ネイピア数 e を、虚数単位 i に円周率 π を掛けた iπ で乗ずると -1 になる--------


 オイラーの等式は世界で最も美しい数式の一つと言われているようですが、私は美的感覚も数学的センスもないので、いまだにその美しさが理解できていません・・・・・・でも、シンプルなのにいろいろ詰まっているなあと感心します。

 
 本書を一読しただけでオイラーの等式にたどり着ける、なんてことはありませんが、じっくりじっくり読むと少しずつ近づいていけるのがよくわかります。

 背伸びしたい年頃の、高校生くらいの頃に読むと、何かちょっと一歩進んだ感じがして楽しい・・・・・・と友人は言ってました。

 私ごときでは、高校時代にそこまでの境地に達することなんてできませんでした。

 もちろん、いまだかつて達したことも無いですし、これからも無いでしょう(笑)。


 本書は、名著と言われているようでして、そう言われるとヒネクレ者の私は難癖を付けたくなってしまいますが、本書のような本が貴重なのは間違いないので余計な難癖は控えます(笑)。



 コラムが結構面白いんですよね。

 また、付録についている円周率4000桁とかネイピア数4000桁とか何に使うんだよwwwって思います。

 まあ、好きな人にはたまらないのでしょう(笑)。


 電卓の小話もちょこっと書いてありまして・・・・・・昔は本当にその名のとおり卓上いっぱいを占める大きさだったのですね~。

 あと電卓の答えの話。

 電卓で1÷3×3と順に打つと、0.9999999・・・となってしまいますよね。

 普通に計算すると1になるのに。

 そんな話が載っていて思い出したのですが、学生の頃、算数を教えていたときに、「0.99999999...」という循環小数と「1」はイコールだと答えてくれた子はほとんどいなかった気がします。

 まあ、私も答えられなかったでしょうがwww

 感覚的に、

 0.99999999...=1

 ってのが違和感があるのですよね・・・。

 私も違和感がなくなるまで5年くらいかかったような気がします(笑)。

 これも数学にまつわる懐かしい思い出です。

 懐かしいなあ、若い頃(遠い目)。



 さてさて。


 2010年に新装版として出された本書。

 文庫版は小さくて読みにくいといえば読みにくいのですが(その分、持ち歩きやすくて、スペースを取らないという素晴らしい利点があります!!)、新装版は大きくて見やすかったです。

 数式を眺めるにはこっちの方がいいかもしれませんね。


 うーん、買うかなあ、迷うなあ。でも置くスペースが・・・・・・。まあ、文庫版でも満足してるからガマンするかなあ・・・・・・なんて迷っているときが一番幸せです(笑)。 



オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ
東海大学出版会
吉田 武


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