『植物図鑑』(有川浩 /角川書店) :感想

 家の前にちょっとイイ男が行き倒れていたらどうしますか?


 ① 放っておく     →    終了

 ② 取りあえず拾う  →    『植物図鑑』、スタートです!


 作者のあとがき曰く・・・・・・

 「(天空の城ラピュタみたいに)男の子の前に美少女が落ちてくるなら女の子の前にもイケメンが落ちてきて何が悪い!」


 いい開き直り方だ(笑)。

 衝撃の出会いから、紆余曲折を経て・・・・・・という、ある意味、有川浩定番のベタ甘お約束展開。



 さやかが拾ったイツキは、家事万能のスーパー家政夫。

 イツキは野草にに造詣が深く、2人の休日は野草探索がメインになっていき・・・・・・そして家に帰って美味しくいただきます(笑)。


 各章のタイトルには、野草の名前がついていて、それぞれの食べ方についても楽しめたりします。
 (巻末にはレシピもあり。)

 読者的にも、キレイな花を愛でる話よりも、食べてしまう話の方が食いつきやすいですよね~。

 
 ストーリー展開は軽めで、重厚な純愛小説というより、少女マンガ的でライトノベル的ではありますが、気軽に読めるよさがあると思います。



 
 普段から目にしているけれども、名前も知らない草花たち。

 でも、「雑草」なんて植物はないありません。ひとつひとつに名前があり、特徴があります。

 よーく見ると、実は結構キレイだったりして、思いがけない発見もたくさんあったりして。

 それって、人間も同じですよね。よく見てみないとわからないことばかりです。


 そして、出会う野草が移り変わっていくことで、2人で過ごした月日の流れも感じることができます。

 さてさて、2人の恋模様はどうなっていくのでしょうか?!


 
 読後は、20代半ばの頃をしみじみと思い出し、遠い目をしてしまいました(笑)。




植物図鑑
角川書店(角川グループパブリッシング)
有川 浩


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