『「はい」と言わない大阪人』(わかぎゑふ /ベストセラーズ) :感想

 梅田のブックファーストで売上上位にあったので手にとってみた本書。


 大阪人の会話のおもしろさはなぜなのか。
 
 人と人とを繋げる言葉の絆。

 人を愛するからこその軽妙トーク。


 本書は大阪人の「会話」にスポットを当てたエッセイです。

 
 まずタイトルにもなっている、「はい」と言わない大阪人の話。


 「お菓子食べる?」と聞くと、東京の人は、「はい、ありがとうございます」と返事をし、関西人に同じことを言うと「このお菓子めっちゃ好きやねん」とか「食べる、食べる。何これ?」という返事が返ってくる。


 ああ、確かに。

  
 東京の場合はそこで会話が終了することも多いですが、大阪ではそこから会話が自然に続く。


 「はい」というのは最低限の返事であって、それを最低レベルで済ませては人生最大の娯楽である会話を楽しめない。

 
 ああ、それが関西の感覚なのですね。なるほどなるほど。


 私の場合、意識しないと絶対「はい」で終わってしまいます。

 確かに、「はい」という返事だけでは正しい意思は通じませんよね~。

 大阪人は、「はい」という返事の怖さを本能的に感じている?

 いや、それともオモロいことを求めているだけ(笑)?

 
 大阪人の大阪愛や大阪魂が存分に感じられたエッセイですねえ。


 
 第4章のラジオドラマ脚本は、大阪に滞在した東京モンの少年の心情をよく描いていると思いました。

 私も子供の頃、大阪に行ったときは圧倒されましたし・・・・・・。

 この人たちはいつまでしゃべってるのって(笑)。

 まあ今でも押されるかなあ。

 自分にないものを持っていることへの憧れとコンプレックスは今でも消えないですねえ。

 でも、関西の友達はおもしろくて優しいです、みんな。

 
 
 大阪の方の感覚を少し知ることができた一冊でした~。




「はい」と言わない大阪人
ベストセラーズ
わかぎゑふ


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