『十字軍物語 2』(塩野七生 /新潮社) :感想

 第2巻では、イスラム世界の反攻が語られます。

 第一次十字軍の後、イスラム世界には有能な指導者が現れ、キリスト教世界には現れなかった。

 傑物が現れるかどうか。いつの世も、この差は大きいですよね。



 ヌラディン、そして、イスラム世界の英雄サラディン。

 12世紀はイスラム勢力が主導権を握ります。




 サラディンとか、塩野氏のお気に入り(?)はカッコよく描かれていますが、無能な者に対しては容赦なくバッサリ斬っていますよね。

 勿論サラディンがスゴい男であることは衆目の一致するところですけど。
 
 半端ないサラディン愛を感じますねえ。

 登場人物への深い愛情を感じるのも塩野作品の魅力のひとつです!




 この時代は、サラディンの活躍に席巻されている中近東世界ですが、ボードワン4世とバリアーノ・イベリンが、キリスト教世界の矜持を保ったというところでしょうか。

 教科書ではサラディンくらいしか出てこないですから、こういった人物のことを知ることができるのは嬉しいですね。



 イベリンとサラディンの「男の対決」。

 双方ともにカッコいいです!

 

 さて。


 サラディンによるイェルサレム「解放」により、今度はヨーロッパ中が立ち上がります。

 「花の第三次」十字軍。


 神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ一世。

 フランス王フィリップ・オーギュスト。

 そして、イギリスからはリチャード獅子心王!


 迎え撃つサラディン!


 テンションが上がってきたところで、完結編の第3巻に続きます!



十字軍物語2
新潮社
塩野七生


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