『将棋名人血風録 奇人・変人・超人』 (加藤 一二三 /角川書店) :感想

 昨年11月から将棋にかなり強い興味を持ち始めたワタクシ。

 それまでは駒の動き方くらいしか知りませんでしたし、棋士も羽生善治さんと谷川浩司さんくらいしか知りませんでしたが、もう人が変わったようにのめり込んでしまっています。


 また、これまでは羽生善治さんの著書しか読んでいませんでしたが(しかも将棋のことはほとんどわからずに、ビジネス書的な位置づけで読んでいましたが)、最近はもう食い尽くさんばかりに様々な棋士の著作を読み散らかしています。


 ネット上の記事も読み漁りました。

 何というアツい世界なのか!

……将棋自体は難しくてまだまだ全然わからないんですけどね。



 そして今日は、わたくし的にはかなり個性的なキャラだと思っている加藤一二三九段の著書を読みました。

 加藤九段は、名人位経験者であり、タイトル通算8期・棋戦優勝23回を誇る実力者。

 そして齢73歳ににしてまだ現役を張っている棋士です。戦前生まれの現役最古参棋士というのもすごい。

 
 ネット上では、「ひふみん」と呼ばれていて(かなり愛されています)、数々の伝説もあるのでかなりの奇人かと思いきや………本書の内容は非常に真摯に誠実で真面目で純粋で、丁寧。


 あー、将棋への熱意が強すぎてたまに伝説作っちゃうだけなんだなあ、ということもわかりました。


 そんな加藤先生が記す名人列伝。


 最近の名人経験者たちのエピソードも興味深かったですが、木村名人からの実力名人制に移行した頃の名人たちの思い出がかなり興味を引きました。

 加藤先生はそれら名人全員と対局経験があるそうで(現役ではもはやほかにはいないそうです)、現代将棋とは異なる時代の将棋の話、しかも、名人(超個性的!)の話はおもしろいですね、将棋のことが深くはわからなくても面白かったです。


 森内名人、佐藤王将をはじめ、現役最前線で戦っている実力者の棋士たちのエピソードも、敬意を込めて綴られています。とにかく将棋が好きなんですね、加藤先生は。

 
 現在のタイトルは、いわゆる羽生世代がほぼ独占しています。

 そこに唯一食い込んでいるのが渡辺竜王という状況。

 渡辺竜王についても加藤先生はコメントしていますが、やはりかなりその実力を見込んでいるようです。(羽生三冠と互角に戦い、年明けも2つのタイトルに挑戦することが決定している超実力者ですから当然といえばそうなのでしょうが)


 加藤先生の著作を読んで、また将棋に強い興味をもってしまった今日この頃のわたくしです。
 





将棋名人血風録 奇人・変人・超人 (oneテーマ21)
角川書店(角川グループパブリッシング)
加藤 一二三


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