『震災のときあったらいいもの手帖』(チーム住まいと暮らし /住まいの学校) :感想

 阪神大震災、東日本大震災に被災した方々の経験をふまえてまとめられた本書。  災害に備えたグッズはかなり備えていると自負している我が家ですが、何か漏れはないかなと思って本書を手に取りました。  底の厚い靴を寝室に置いておくという発想はなかったです。  リスクを考えて寝室には何も置いていなく、押入には布団より…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『虚像の道化師 ガリレオ7』(東野 圭吾 /文藝春秋) :感想

 ガリレオシリーズ第7巻は、4本の短編集です。  はじめの2つ、「幻惑す」と「心聴る」は、湯川先生がお馴染みの科学実験でトリックを解明します。  科学でキッチリ化けの皮を剥ぐ定番の展開で、安心して読めます。  その分、最初の頃の驚きというか新鮮さは感じなくなってしまいましたが・・・・・・まあそれは贅沢ってもんでしょ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『つむじダブル』(小路 幸也・宮下 奈都 /ポプラ社) :感想

 とても優しい気持ちになれるストーリーで、私はこういうの大好きです。  ストーリー展開自体は、ありがちである意味陳腐な感もありますが、家族を思う妹の思い、家族を思う兄の思い、家族を思う母の思い、家族を思う父の思い、そして祖父や周りの人たちの思いが・・・・・・  優しさに包まれたとても温かい物語でした。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『妖しい関係』(阿刀田 高 /幻冬舎) :感想

 オトコとオンナの妖しい関係を描いた短編集。  濃いようで淡かったり、掴みかけたようで消えてしまう、思い通りにならない複雑さ。    年若き妻を得た壮年の男の満たされた日々を突然襲った変化。  親子ほど離れた老人を見舞う女の気持ち。  憧れの年上女性との再会。  息子を思う老夫婦の心。  美しき…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』 (マーティン・ファクラー /双葉新書) :感想

 アメリカ人ジャーナリストから見た日本の大新聞・大マスコミの問題点。  最たるものは「記者クラブ」の存在のようです。  よそ者を排斥し、幹事社が仕切り、当局等から配給された御用記事をそのまま配信する。  世界でも例がないので、記者クラブの訳語はなく、そのまま記者クラブと呼ばれているとか。  な…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『大誘拐』(天藤 真 /創元推理文庫) :感想

 先日、お前は「大誘拐」を読んでいないのかと心底呆れられてしまい、早速入手しました。  週刊文春ミステリーベスト10の20世紀国内部門第1位だそうです。  35年くらい前に発表された作品で、20年くらい前には映画化もされたようです。  タイトルは聞いたことがあったのですが、未読だったのですよね。 …
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『神様のカルテ3』(夏川 草介 /小学館) :感想

 人気シリーズ第3巻ですが、本作も安定したクオリティだったと思います。  古狐先生が好きだった私には、前巻はかなり衝撃的でしたので、本巻で驚愕の展開があったらどうしようと思っていたのですが……大事はなく何より(?)でした。  本巻のラストは新展開へのプロローグでしたが、新しい仲間、懐かしい仲間と出逢える“春”って素晴…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『紫のクオリア』(うえお 久光/電撃文庫) :感想

 人間が全てロボットに見える少女、毬井ゆかり。  彼女の紫色の瞳が持つ力は、彼女が日常にとどまることを許さない。  ゆかりの親友、波濤マナブは動く。  全ては、ゆかりのために------- ……的な展開です。  発想が面白いSFストーリーでした。  人間は何でできているのか。  まさ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『谷崎潤一郎フェティシズム小説集』 (谷崎 潤一郎 /集英社文庫) :感想

 谷崎潤一郎は骨の髄まで足フェチだ。間違いない。  執着の仕方が有り得ない。  作品の中の登場人物は谷崎本人としか思えない。  「刺青」の彫り師然り、「富美子の足」の老人然り。  一言で言えば、ヘンタイなのだが、そんな安っぽい言葉で表現できるものでもない。  いい子ぶってても、おまえさんだって好きなんだ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『本屋さんで待ち合わせ』(三浦 しをん /大和書房) :感想

 本書は三浦しをん氏の「書評集」ですが、本を題材にしたエッセイ、って言った方が正確かもしれませんね。  堅苦しい書評じゃなくて軽いノリなので気楽に読めます。 さてさて。  自分の好きな本について「好きだー!」って勢いで書かれていると嬉しくなりますが、好きなポイントが違うのがまたオモシロくもありますね。 …
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『間抜けの構造』(ビートたけし /新潮新書) :感想

 お笑いでも、テレビ・映画でも、芸術・スポーツでも、どんなものでも「間」が大事。  ビートたけし氏が、自らの体験と哲学を踏まえて「間」について語るのですが、たけし氏ですから上から毒舌でガツンガツンときます(笑)。  一番なるほどと思ったのは、議論における間の取り方の話。  反対意見を述べるときのテクニックについ…
トラックバック:1
コメント:2

続きを読むread more

『鬼談百景』 (小野 不由美 /メディアファクトリー ) :感想

 読者投稿風の内容がまとめられた99の物語。  1つ1つはそこまで怖くないのですけどね………鳥肌は立っちゃいます。  怖い話が来るかもと身構えるからでしょうか……。  怪談は淡々と語られるとほんと怖いですよね。  一番ゾワッときたのは、『残穢』でも同じエピソードがあったんですけど、「ぶらんこ」の話です…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

『盗まれた顔』(羽田 圭介 /幻冬舎) :感想

 犯人の罪状も背景も知らず、顔だけで見つけて、捕まえる。 何百何千と覚えた顔写真を頼りに、夥しい人混みの街中で容疑者を見つけ出す「見当たり捜査」。  警視庁捜査共助課の白戸。  容疑者を狙い、追いかけてきた彼が、ある男の逮捕を境に追われる立場となる……  追う者、追われる者。  そこに浮かび上がる、死んだはず…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『見てすぐできる!「結び方・しばり方」の早引き便利帳 』(青春出版社) :感想

 不器用だと自称する友人が、これはマジオススメと渡してきた本書。  いやこれを渡されてもどうしろと言うのかと思いつつも、目からウロコがポロポロと!  イヤホンコードが絡まない結び方、癖がつきにくい電源コードの結び方、水道ホースのかさばらずにまとまる結び方、かっこいいマフラーの結び方………から、いやもう何かしらの役に立つだ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『人質の朗読会』(小川 洋子 /中央公論新社) :感想

 序章のインパクトの反動で、本編の「朗読会」の1つ1つがゆっくりとズブリと突き刺さり、そこからジワジワと染み込んできて感情が薄く広く拡散するような感慨を受けました。  地球の裏側で起こった拉致事件の人質の8人。  長い人質生活の中で始まった朗読会。  観客は、人質の他、見張り役の犯人と、人質奪還作戦本部でヘッド…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『ニンジャスレイヤー  ネオサイタマ炎上1』(ブラッドレー・ボンド /エンターブレイン ) :感想

 正しく間違ったニンジャの知識と憧れを煮詰めるとこのような素晴らしい作品になるッ!!  まともに受け止めてはダメ、「考えるな、感じろ」的な作品と思料。 さてさて。  本作の舞台となるは、秩序なきマッポーの世。  妻子をニンジャに殺され、自らも死の淵に立ったフジキド・ケンジに乗り移ったナラク・ニンジャの…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『第三の時効』(横山 秀夫 /集英社文庫) :感想

F県捜査一課強行犯係を舞台にした連作短編集。 久しぶりに読み返しましたが、私にとっては珠玉と評価できる警察小説ですね。 いや、『この警察小説がすごい! ALL THE BEST』(宝島社)で見事第1位に選ばれたから言っているわけじゃないですよ(笑)? 表題作の『第三の時効』は、二重三重の仕掛けにアッと驚かされま…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『カドカワキャラクターズ ノベルアクト2』(角川書店) :感想

 角川のキャラクター小説オムニバス第2弾。有川浩「図書館戦争」が特集されていたので手に取りました。  有川浩氏のインタビューの中で、児玉清さんが図書館戦争全巻、阪急電車、三匹のおっさんを持ってきて、サインを頼まれたことは絶対の自信になったとありましたが、それはわかりますわ~。  大感激ですよねえ。  児玉清さんがあ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『空飛ぶ広報室』(有川 浩 /幻冬舎) :感想

 突然の事故でブルーインパルスパイロットの夢を絶たれた新米広報官・空井と、報道記者を降ろされた新米テレビディレクター・稲葉リカ。  ああ、また有川甘ラブ成分濃厚かと思ったら、本作はかなり微糖に抑えられた硬派な内容でした。  自衛隊のことを少しでも知ってもらいたくて懸命に奔走する広報室を取材していく中で、少しずつ心…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『直感力』(羽生 善治 /PHP新書) :感想

 将棋はひとつの場面で約80通りの可能性があり、それを瞬時に2つ3つに絞り、そして直感によってただ1つの手を選ぶ。  一手たりとも間違えることの許されない、最高峰の舞台で勝負する棋士たち。  手番の度に、数え切れない程の可能性の中から最善手を判断しなければならないわけで、その際に必要となるのが「直感力」。 …
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史』 (相澤 理 /中経出版) :感想

 けっこう長い期間、売れ筋ランキングの上位に付けていた本書。  授業の話かと思ったら、試験問題でした。  こういう本のターゲットはどういう読者層なのですかねえ。  何となくの好奇心だけでは買おうとは思わないでしょうし……立ち読みで済まされてしまいそうな気もします。  (でも、東大日本史問題の面白さを世に広めた…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『相方  ビートたけしとの幸福』(ビートきよし /東邦出版) :感想

 ビートきよしが語る、相方「ビートたけし」像。  本書を読んで一番驚いたのは、「ツービート」が解散していなかったこと!  たけしへの愛と相方であることの誇りを感じましたし、たけしのきよしへの深い思いもジワッと伝わってきます。  こういうタレント本って、そりゃお互いにとってプラスになるように出されるん…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『シルバー川柳』(社団法人全国有料老人ホーム協会 /ポプラ社) :感想

「誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ」  表紙の句からして、「あー、わかるわ(笑)」ってなってしまいました。 「孫の声 二人受話器に 頬を寄せ」  これは微笑ましい!  子どもたちを実家に連れて行かないといかんなあと思いました。 「定年だ 今日から黒を 黒と言う」 …
トラックバック:0
コメント:10

続きを読むread more

『ルパン、最後の恋』(モーリス・ルブラン /早川書房) :感想

あの「アルセーヌ・ルパン」シリーズ幻の一冊。モーリス・ルブランの遺作がついに日本でも登場しました。 子どもの頃、食いつくように読んだなあ。 そんなことを思い出しながら、読み進めました。 ヒロインは、レルヌ大公の娘、コラ。 彼女の周りには彼女を支える4人の紳士、「四銃士」がおり、その中の一人が・・・・・…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

『体育館の殺人』(青崎 有吾 /東京創元社) :感想

 密室の体育館で起こった殺人の謎を、一癖もふた癖もある高校生が解き明かす本格派学園ミステリです。  探偵役が変人で、集めた証拠をもとに推理し、最後は関係者全員を集めて推理を披露し、そしてその場にいる犯人を論理的に追い詰める、という、王道中の王道の展開。  体育館のような巨大なハコが密室というのも新鮮(?)です。 …
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

『愛について、なお語るべきこと』(片山 恭一 /小学館) :感想

 近未来の世界で生き残った少年・オサムと言葉を話せない少女・ギギの物語と、失踪した息子を探しにタイに降り立った中年作家辻村とウァンと呼ばれる美女の物語。  平行世界のようであり、繋がっているようである2つの世界が交互に語られます。  読んでいると、愛って何なのだろうということを自問してしまいましたし(たぶんタイトルの…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

『憑物語』(西尾維新 /講談社) :感想

 『化物語』シリーズも遂に最終章突入。  卒業、進学を前にいろいろなことを整理しようとしていた阿良々木暦に起こった突然の変異。  更なる吸血鬼化を止める手段は、吸血鬼としての力を使わないこと。  ・・・・・・ってことはすなわち、吸血鬼の力を使わずには済ませられない大事件が起きますよフラグが立つ展開(笑)。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『白ゆき姫殺人事件』(湊 かなえ /集英社) :感想

 同僚の悪意、ご近所の悪意、週刊誌の悪意、ネットの悪意……。  殺された職場の同僚の話を知人に電話で話すところから始まる本作。  最初の頃は素晴らしい先輩を殺された無念さを嘆くエピソードから始まるのですが、そこからの展開がヒドい。  興味本意で始まる犯人探しと魔女狩り。  乾燥した草原に火を放つが…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more