『カッコウの卵は誰のもの』(東野圭吾 /光文社) :感想

 親子二代のスキーヤー、緋田宏昌と、娘の風美。 妻の智代は風美が2歳のときに自殺した。

 智代の死後、緋田が知ることになった妻の苦悩。

 それは緋田の苦しみの始まりでもあった。

 一方、順調に力をつけてきた風美の所属チームのもとに送りつけられてきた脅迫状と、不可解な事故。

 過去の因縁と殺意が絡み合った先は-------


・・・という展開。


 優秀な遺伝子を持つ子をプロスポーツ選手として育てて成功させ、名声を得ることを狙う柚木。

 彼はしつこく緋田親子に纏わり付くのですが、最初は単なるウザキャラかと思いきや、だんだん物語の重要な部分を占めるようになってくるのが読みどころでしょうかねえ。


 緋田との関係もまたオモシロい。関係の変化は、定番の展開ではありますがね。

 ハナが利く柚木のことがウザくてしょうがない緋田が、柚木を利用しようと思ったあたりから物語が急展開。

 そして柚木のハナがまたしても利いてしまう。

 その展開の綾がいいですね~。


 
 一見、何の関係も無さそうなサブキャラたちもしっかり事件に関わらせてきますが、ちょっと強引なところも感じましたねえ。でも、きっちり伏線は回収してくれます。

 ただ、動機とか心情描写はちょっと軽かったかなあ。ミステリ度も軽め。

 うーむと唸るような感じのする作品ではなかったですが、最後まで一気に読ませる力はありました。

 重苦しい情景もないし、気分を重くせずにストーリーをサクッとエンタメとして楽しみたいときにはいいかも。

 

 真相は想像してたのとはだいぶ違いました。

 そう落としますか~。予想外。



 ラストシーンはきれいにまとまっていたのではないでしょうか。

 定番の手法なのでしょうが、未来を感じさせてくれるラストは好きです。

 

 冬にウインタースポーツを扱った作品を読むと気分が3割増で高揚します。 

 ここで、「スキーをやろう!」と思うのではなくて、「温泉に行きたい・・・」と思ってしまうのは年のせいなのでしょうね・・・(笑)。

 あ、ストーリーに温泉は出てきませんよ(笑)。



カッコウの卵は誰のもの
光文社
東野 圭吾


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