『草原の風 上』(宮城谷昌光 /中央公論新社) :感想

 本書は、後漢の開祖、光武帝・劉秀の生涯を描いた壮大な物語です。

 上巻では、劉秀が起ち上がるまでの青年時代が描かれています。



 皇位を簒奪し、新を建てた王莽の時代。

 前漢皇帝の末裔である劉秀、字は文叔は、南陽郡は舂陵で、農業に勤しむ生活を送っていました。

 そして、その才を見出されて都の常安に留学し、学問を修めます。


 叔父に愛され。良き友に恵まれ。従者たちにも愛され。

 青年劉秀は充実した日々を送ります。幸福でもあったのではないでしょうか。


 留学を終え、舂陵に戻ったのも束の間。

 時代の激流は劉秀も飲み込み、遂に起つときが来ます。


 上巻はここで終わるのですが、続きが非常に楽しみです~。



 宮城谷氏の描く若き劉秀は、仁愛に溢れ、篤実で、でも好きな子の前ではあたふたしちゃうカワイイ子(笑)。


 後の皇后たる陰麗華も10歳位の頃から劉秀を待ち続け、そして劉秀は自分には叶わぬ夢と思いつつも恋い焦がれて幾星霜。


 ……20歳くらいの劉秀が麗華を見初めた時、彼女は……10歳?!

 ・・・うん、まあ、そういう時代なのですよね?

 この時代、13歳くらいになれば結婚していたようですし、上巻の終わりには18歳になっていた麗華は、まだ結婚せずに劉秀を想っていたわけで。
 
 その一途さに惚れた!

 今後2人がどのように結ばれていったのか、皇帝皇后となった後の2人の関係はどうだったのかとかも気になります。

 劉邦さんとこの呂后みたいにスゴいことにならないですよね!?


 名君と誉れ高い光武帝。
 
 私はその治績は教科書5行分くらいの無機質な知識しか知らなかったのですが、こういう物語を読むと人間・光武帝を感じられてモノトーンだった知識が色づく感じがします。

 
 また、宮城谷氏は青年時代をじっくり細やかに描きますから、光武帝の土台がどっしりと感じられますし、後の重臣たちとの青年時代における交友も読んでいて楽しい!


 遂に挙兵した劉秀らがどうなっていくのか・・・・・・早く続巻が出てほしいです!!


○ リンク

『草原の風 中』  http://kemochime.at.webry.info/201112/article_21.html

『草原の風 下』  http://kemochime.at.webry.info/201202/article_2.html



草原の風  上巻
中央公論新社
宮城谷 昌光


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この記事へのコメント

2011年11月10日 18:32
kemochimeさん、こんにちは!
光武帝の物語とくれば大作になるでしょうね~。
このあたり、項羽と劉邦ぐらいしか読んでないし、「無機質な知識」もあんまり残ってないんです。。。(とほほ)
中国の歴史は全然わかってません(って、自慢してどうする、ですよね・・・)

日本書紀のような話、あるな~、って思いました。
何か一つの言葉がキーワードになって、続けて何度も出てくるとき。不思議ですよね~。

拙ブログへのコメ、本当に有難うございました。
私の手違い思い違いで失礼なことになっちゃったな、って・・・すみませんでした。
2011年11月12日 22:43
黎明さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

項羽と劉邦の話も大好きです!
項羽の愚直っぷりがちょっとかわいかったりして。

また黎明さんのブログにお伺いさせていただきます!

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