『QED 伊勢の曙光』(高田崇史 /講談社)

 「QED」シリーズも遂に最終巻となった本作。

 最後の舞台となったのは------伊勢。


 東京のビジネスホテルで発見された、親指が切断された神社の神職の死体。

 そして、秘宝たる「海の雫」が失われていた-----

・・・・・という事件にイヤイヤ巻き込まれた桑原崇、通称・タタルは、後輩の棚旗奈々とともに伊勢へと向かいます。


 タタルの主目的は、事件解決なんかではなくて、日本史上最大の謎をもつ伊勢神宮の真相解明。

 もちろん、命の危険に襲われながらも、名探偵(※本業は薬剤師)らしく、事件もスパっと解決します。


 ・・・・・・って、ミステリ部分の感想(というかコメント)があっさりし過ぎ(笑)??


 だって、事件の謎の倍くらい、伊勢神宮の謎で占められているのですもの。



 伊勢神宮で祀られているのは誰なのか。


 え???天照大神じゃないの?


…という謎を初めとして、タタル曰わく、何と2ダース半の謎があるそうで。


 本書は、伊勢神宮の歴史や古代日本史、神話の時代の話で埋め尽くされています。

 作者は是非とも取り上げたかったそうで、渾身の力をぶつけてきてます!

 ですから、作者の代弁者でもあろう、タタルが伊勢の薀蓄をしゃべるしゃべる(笑)。

 まあ、いつものことではありますが。

 
 それに根気よく付き合う奈々はエラいというかカワイイ。

 シリーズを通して、タタルの話に付き合っているうちに奈々も相当日本史に詳しくなってしまったようです。



 そして何より、最終巻らしく、2人の関係に変化が……。

 絶対ハッキリ書いてくれないんだろうなあと思っていましたけど……やっぱりハッキリ書いてくれていなくて・・・・・・とても気になります。

 タタルは何て言ったんだろなー。

 読者の想像力をかき立てる手法なんでしょうけど・・・・・・気になる~。

 タタルのことだからシンプルに伝えたんだろうけどなあ(薀蓄は長いくせにw)、奈々の喜び方からすると・・・・・・何を言ったのかなあ。うーむ。


 事件も伊勢神宮の話とうまく絡めてありますが、伊勢神宮の謎の方がインパクトが強かったのも確か。

 そして最大の興味は2人の関係の行方でした(笑)。


 このシリーズを精読すると日本史や神社の知識が深~~くなりそうです。

 皇室と伊勢神宮の関係なんて知りませんでした(もちろん、本書に書いてあるのが真実なのかどうかはよくわかりませんが)。


 私自身、ちょうどこの夏に伊勢に行ってきたところだったので、ツボに刺さりましたねえ。

 
 昨日読んだ『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』とか、先日読んだ『黄泉から来た女』とか、ここ最近読んだ本には『日本書紀』がよく出てきます。

 やはりこれは何かの縁ですな。


 よし、『日本書紀』を読んでみよう。

 



QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)
講談社
高田 崇史


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