『鴨川ホルモー』(万城目学 / 角川文庫) :感想

 本作は、万城目学氏のデビュー作。謎の小オニを操り、勝利を目指す「ホルモー」なる競技を題材とした作品になっています。
 
 2ヶ月ぶりくらいに読み返したのですが、まだ感想書いていなかったので、書きます(笑)。


 ホルモーは1000年も前から行われてきた伝統ある競技です。

 本格的な式神バトルとは程遠い(笑)、コミカルな小オニ戦争。



 舞台は京都。


 戦うは京都の4大学。


 京都産業大学玄武組、

 龍谷大学フェニックス、

 立命館大学白虎隊、

 京都大学青竜会 

・・・・・・の4つのサークルで争われています。


 本作では、晴れて京都大学に入学した主人公の安倍が、「京大青竜会」の2人組から勧誘を受けるところから物語が始まります。


 友情に、恋に、戦いに。

 ホルモーに捧げた学生時代の物語です。



 
 「小オニ」を操る競技なんて普通に考えるとありえませんが、京都だったら「小オニ」くらい普通にいそうな気がしてなりません。(前にも同じこと書いたような・・・)

 本作の舞台が東京だったら、「ねえよwww」って思ったかもしれませんが(※)、舞台が京都だからこそ入り込めたのかも。

 私の中に溢れる京都への憧れがこの作品を高く評価しているのかも・・・って、映画化・漫画化もされているようなので、評価したのは私だけではないはず(笑)。

 (※続編の『ホルモー六景』では、東京の丸の内や大手町にも小オニが跋扈していることが判明します。世界観に入り込んだ後だと、丸の内に小オニがいても違和感なし(笑))

 
 
 
 オニは、「オニ語」を駆使して操ります。

 でも、この「オニ語」。

 ものすごく変な言葉なんです。
  
 だから、オニが見えない一般人の前で鬼語をしゃべると、気が触れたかと思われてしまいます(笑)。


 たとえば・・・・・・


 「ぐああいっぎうえぇ」

 ↑「進め」です。


 「ふぎゅいっぱぐぁ」

 ↑「止まれ」です。


 ほら、一般人の前では使えないでしょう(笑)。

 街中で、テンション高く変な言葉を駆使している人は、実はオニを操っているのです!

 でも、オニたちは一般人には害を与えませんのでご安心を。




 
 「万城目ワールド」が織り成す青春活劇。
 
 最後まで明るい気分で読み終えることができると思います。

 学生たちの青春物語でもあるので、京都の大学に通っておられた方は、青春時代を思い出されていいかも(ホルモーを体験された方はいらっしゃいますか?!)。

 デビュー作だけに、まだ荒さが目立つ、ってところはあるかもしれませんが、それはご愛嬌。



 気に入った方は、続編のサイドストーリー集『ホルモー六景』もどうぞ。
 (http://kemochime.at.webry.info/201105/article_28.html

 芦屋の元カノジョの話や楠木が頑張っている話とか、本作を裏から補完する話も収められています。




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この記事へのコメント

2011年08月07日 17:26
こんにちは
この本を読んでかわいらしい「小オニ」を想像していたのですが、映画のリアルな「小オニ」を見てしまい、ゲッとなりました。映画になるのも善し悪しですね。
2011年08月07日 20:41
ななさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

え?
映画だとリアルなんですか???
本を読む限り、何とも可愛らしい生き物というイメージしかなかったのですが・・・・・・。
映像版を見るのは止めておきます(笑)。
2011年08月07日 23:27
神社や京大の裏や周辺にいってきましたけど、、、設定もリアルな感じ、、、ものすごくしましたよ。
2011年08月08日 08:45
たかじいさん、おはようございます。

そのお話を伺うとまた京都に行きたくなります。
とりあえずたかじいさんの写真で栄養補給してきます。

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