『グラスホッパー』(伊坂幸太郎 /角川文庫) :感想

 妻をひき殺された鈴木が、仇の親が経営する会社に契約社員として潜り込み、復讐の機会を窺う……そんな構図で始まる本作ですが、伊坂ワールドがそんな単純な訳がない(笑)。

 隙を窺っていたはずの鈴木が、逆に疑われたりしていて……展開は結構スピーディーです。

 一番無害なはずの鈴木を、みんなが付け狙い始めるのがコワイ。

 ハラハラします。

 逃げて~って(笑)。




 「殺し屋」 「自殺屋」 「押し屋」。

 呼び名は違えど人に死を呼ぶことを生業とする男たちの物語が、鈴木のストーリーとは別に走っていきます。

 そして、別々であったはずのルートが鈴木のもとで交差して……物語はクライマックスに!

 バラバラの登場人物の人生が交わっていく手法は伊坂作品ではよくありますよね~『ラッシュライフ』とか『ゴールデンスランバー』とかとか。

 サスペンスなだけでなくて、ちょっとしたミステリも楽しめました。



 暴力的な描写も数ヶ所ありますが、雰囲気を高めるには必要なんだよなと思いました。
 
 私自身はかなり苦手なんですけどねえ。痛そうなのはイヤなので(笑)。



 私は、「自殺屋」こと、「鯨」に一番興味を持ちました。

 暴力を使わず、人を死に向かわせるなんて恐ろしいヤツですが、鯨自身の深層で澱んでいる心情とか葛藤が混ぜ合わさると不思議な魅力を感じましたね~。




 全体として、とんがった感じのストーリーでした。

 生と死のスレスレのところを歩いている登場人物たちの人生を見ているとハラハラします。


 ラストまで気が抜けませんでしたので、読み終わった後はホッと一息ついた感じがしました。





グラスホッパー (角川文庫)
角川書店
伊坂 幸太郎


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この記事へのコメント

2011年06月06日 00:48
興味ありますね。ゴールデンスランバーは仙台が舞台、、、で個人的に親近観があります。グラスホッパーも読みたくなりました。
2011年06月06日 23:09
たかじいさん、こんばんは。コメントいただきましてありgとうございます。

伊坂氏の作品は大学時代を過ごした仙台が舞台のものが多いですよね~。
万城目氏の京都もそうですが、学生時代を過ごした街をというのは思いいれもあって舞台になりやすいのですかねえ。

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