『The MANZAI 1』(あさのあつこ /ポプラ文庫) :感想

 大阪に転校してきて1ヶ月、瀬田歩は、秋本から突然漫才の相方になってほしいと頼まれ、大いに戸惑う。

 あきらめない秋本にちょっと辟易しながらも、歩は秋本を通じてクラスに溶け込んでいく。

 クラスの仲間たちと、それぞれが抱える過去。そして、今。

 文化際で披露するは「ロミオとジュリエット」の漫才版。

 クラスは舞台の成功のために一丸となる。

 そして、遂に舞台の幕が開ける-----

……といった展開なのですが、舞台の成功云々はオマケみたいなもので、少年少女たちの内面の描写がメインストーリーです。


 まだ一巻ということで、最初の方だからかも知れませんが、「MANZAI」の出番は、秋本と歩が関わりを持つきっかけになったことと、クラスの舞台が漫才風だったことくらいかなあと思います。

 今後、「MANZAI」が彼らにどのような変化をもたらすかが楽しみですね。



 さて。

 コドモとは言え、中学生ともなれば様々な悩みを抱え、葛藤したりしているもの。

 単純なことでも複雑に悩んでしまったり。

 なかなか割り切れない分、オトナより苦しんでたりしますよね~。



 本作の主人公、瀬川歩のトラウマ。

 これは回復困難ですよ……。

 そして母の傷。

 こっちの方が深いかも……。


 大切な人には笑っていてもらいたい。

 歩のその気持ちが今後どのように展開していくのかが、興味深いですねえ。



 相方(?)たる秋本にもいろいろ事情がありそうで……みんなそれぞれに事情を抱えていることに気づくのは大きな成長だと思うのですよね。

 親や先生から説教されて知るのではない、自分の体験で知ったことは忘れがたいものがあると思います。

 人の気持ちをわかるようになる、考えるようになるというのはとても大事なことだと思いますが、本作はそういう意味でも青少年向けの本と言えるのではないかなあと思います。
 

 2巻以降がドロドロの愛憎劇だったらどうしよう(笑)。
 
 まあ、そんなことはないでしょうが。



 ふと思ったのですが・・・・・・私が、青少年向け青春小説も読みまくっているのは、子供と本の話をしたいからなのかなと思います。

 数多く読んどけば子供が読むかもしれない本にヒットする確率も上がりますし、子供にオススメして読んでくれたらこの上ない嬉しさを感じそうですねえ。

 まあ、押し付けになって嫌がられそうなので、実行に移すのは我慢しますけどね(笑)。



 さてと、2巻をゲットしに行きますかな~。






The MANZAI〈1〉 (ポプラ文庫ピュアフル)
ポプラ社
あさの あつこ


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この記事へのコメント

2011年05月29日 22:14
あさのあつこさんは「バッテリー」を書いた作家でしたよね。最初、女優の浅野温子さんだと思っていました。
2011年05月30日 22:14
Tapirさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

はい、『バッテリー』の作家さんです。
私も女優から転向したのっていたクチです(笑)。
浅野温子さんと間違われないように平仮名にしたそうですね~。
本名は「浅野敦子」さんだそうです。

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