『遠まわりする雛』(米澤穂信 /角川文庫) :感想

 本作は「古典部」シリーズ第4弾。高校一年の春から春休みまでの1年間に起こった出来事の短編集です。

 古典部のメンバーの関係が、時を経るごとに少しずつ変化していくことが感じられます。



 えるが女の子っぽくなってきたのにはちょっと驚きでした。
 そしてホータローのちょっとした変化。
 『遠まわりする雛』はいい雰囲気のお話でしたねえ。



 そして、福部里志と伊原摩耶花の関係。
 里志の気持ち。
 チョコレート事件には驚きでした。

 私のような無粋な者には、里志の繊細な気持ちが完全には理解しきれず・・・・・・さっさと摩耶花とくっついちゃってラブラブしてほしいですが(でも里志はそういうデレはなさそう)、里志が納得していないのでは摩耶花も嬉しくないのでしょうしねえ。


 また、『心あたりのある者は』は、正月明けに読んだ『ULTIMATE MYSTERY 究極のミステリー、ここにあり ミステリー傑作選』 (講談社文庫) (http://kemochime.at.webry.info/201101/article_12.html)にも収録されていたものでした。

 あの頃は「古典部」のことはよく知りませんでしたが、今ではかなりの「古典部」好きになっているのが感慨深かったり(笑)。

 やはり、『心あたりのある者は』は、「古典部」を知ってから読んだ方がより面白いですね。間違いないです。



 ミステリ要素は、日常の中で出てきたちょっとした謎のレベルですので、濃厚なミステリーを楽しみたい方には物足りないかもしれませんが、古典部メンバーの4人の関係が好きな方にはたまらんでしょうな(笑)。


 本作は、4人の関係の一つのターニングポイントな感じがしましたね~、さてさて続きはどうなることやら。


○ 収録作品

『やるべきことなら手短に』
『大罪を犯す』
『正体見たり』
『心あたりのある者は』
『あきましておめでとう』
『手作りチョコレート事件』
『遠まわりする雛』


○ 「古典部」シリーズ

第1作 『氷菓』 
http://kemochime.at.webry.info/201101/article_36.html

第2作 『愚者のエンドロール』
http://kemochime.at.webry.info/201102/article_2.html

第3作 『クドリャフカの順番』
http://kemochime.at.webry.info/201102/article_12.html

第5作 『二人の距離の概算』
http://kemochime.at.webry.info/201105/article_10.html



遠まわりする雛 (角川文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2010-07-24
米澤 穂信


Amazonアソシエイト by 遠まわりする雛 (角川文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 50

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

2011年03月23日 12:36
摩耶花と里志の関係が気になるなら(気にならなくても)是非「二人の距離の概算」を読んでください!
まだ、文庫化はしていないのですが、とても面白いですよ!
2011年03月25日 23:45
来花さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
おお、続編ですね!是非読みたいところですが、文庫はまだ先ですよねえ。思い切って買っちゃいますかねえ。

この記事へのトラックバック