『予知夢』(東野圭吾 /文春文庫) :感想
ガリレオ先生こと湯川学教授が活躍するガリレオシリーズ第二弾にあたる本作では、予知夢、霊視やポルターガイスト等、いわゆるオカルト的なネタを取り上げています。
(第4章の「絞殺る(しめる)」はちと違いますかね。)
第1章の「夢想る(ゆめみる)」は、17年前から結ばれる運命にあったとして、16歳の女子高生に付きまとっていた男の話です。
そんなのただの妄想だ、で済まさないところがガリレオ先生のスゴいところ。
裏にある真実を表舞台に導きます。
第3~5章では、ナゾを科学実験を用いて解明していきます。
もちろん、ナゾの根本は、論理的思考によって推理されていくのですが、科学が重要なエッセンスとして、推理を裏付ける証拠として使われます。
実験中の湯川先生はほんと輝いて見えますねえ(笑)。
第5章は、タイトルにもなっている予知夢の話です。
だいたいですね、東野センセの作品で出てくる予知夢が明るいわけないんですよ(笑)。
近所に住む少女が、被害者が自殺する予知夢を視たというのです。
やっぱり、どよーんとしてますよね(笑)。
そして少女がその後に視た夢がまたこれが……。
さすが、東野センセ。最後まで油断できません(笑)。
ところで話は逸れますが、テレビや映画では、湯川先生は福山雅治さんが演じておられるのですよね。
私の頭の中の湯川先生は、一番最初に読んだときに、「偏屈な表情をした、ちょっと髪が長めのにいちゃん」という印象を勝手に持ってしまったので、いまだに頭の中で福山さんが出てきません(笑)。
刷り込みのために、私もここらで、ドラマをみた方がいいのかもしれません。
私の脳内でも、カッコいいセリフはカッコいい男に言わせたいですしね(笑)。
本作は、湯川先生好きな方なら安心して(?)楽しめる一冊だと思いますよ。
○ 収録作品
「第一章 夢想る(ゆめみる)」
「第二章 霊視る(みえる)」
「第三章 騒霊ぐ(さわぐ)」
「第四章 絞殺る(しめる)」
「第五章 予知る(しる)」
○ リンク : 「ガリレオ」シリーズ
『探偵ガリレオ』(東野圭吾 / 文春文庫)
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_8.html
『容疑者Xの献身』(東野圭吾 / 文春文庫)
http://kemochime.at.webry.info/201011/article_13.html
『ガリレオの苦悩』(東野圭吾 / 文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_2.html
『聖女の救済』(文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_11.html
『真夏の方程式』(文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201110/article_26.html
『虚像の道化師 ガリレオ7』(文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201211/article_27.html
『禁断の魔術 ガリレオ8』 (文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201212/article_18.html
(第4章の「絞殺る(しめる)」はちと違いますかね。)
第1章の「夢想る(ゆめみる)」は、17年前から結ばれる運命にあったとして、16歳の女子高生に付きまとっていた男の話です。
そんなのただの妄想だ、で済まさないところがガリレオ先生のスゴいところ。
裏にある真実を表舞台に導きます。
第3~5章では、ナゾを科学実験を用いて解明していきます。
もちろん、ナゾの根本は、論理的思考によって推理されていくのですが、科学が重要なエッセンスとして、推理を裏付ける証拠として使われます。
実験中の湯川先生はほんと輝いて見えますねえ(笑)。
第5章は、タイトルにもなっている予知夢の話です。
だいたいですね、東野センセの作品で出てくる予知夢が明るいわけないんですよ(笑)。
近所に住む少女が、被害者が自殺する予知夢を視たというのです。
やっぱり、どよーんとしてますよね(笑)。
そして少女がその後に視た夢がまたこれが……。
さすが、東野センセ。最後まで油断できません(笑)。
ところで話は逸れますが、テレビや映画では、湯川先生は福山雅治さんが演じておられるのですよね。
私の頭の中の湯川先生は、一番最初に読んだときに、「偏屈な表情をした、ちょっと髪が長めのにいちゃん」という印象を勝手に持ってしまったので、いまだに頭の中で福山さんが出てきません(笑)。
刷り込みのために、私もここらで、ドラマをみた方がいいのかもしれません。
私の脳内でも、カッコいいセリフはカッコいい男に言わせたいですしね(笑)。
本作は、湯川先生好きな方なら安心して(?)楽しめる一冊だと思いますよ。
○ 収録作品
「第一章 夢想る(ゆめみる)」
「第二章 霊視る(みえる)」
「第三章 騒霊ぐ(さわぐ)」
「第四章 絞殺る(しめる)」
「第五章 予知る(しる)」
○ リンク : 「ガリレオ」シリーズ
『探偵ガリレオ』(東野圭吾 / 文春文庫)
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_8.html
『容疑者Xの献身』(東野圭吾 / 文春文庫)
http://kemochime.at.webry.info/201011/article_13.html
『ガリレオの苦悩』(東野圭吾 / 文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_2.html
『聖女の救済』(文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_11.html
『真夏の方程式』(文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201110/article_26.html
『虚像の道化師 ガリレオ7』(文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201211/article_27.html
『禁断の魔術 ガリレオ8』 (文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201212/article_18.html
この記事へのコメント
面白すぎてドラマよりも先に全部
読んでしまいましたが、ドラマも
多少は変化球を投げてくれたので
面白かったです。
よくここまで組み立てるもんだと思います。長編でも短編でも。湯川先生のキャラの魅力もイイですねえ。
私はドラマは未見なのですが、是非見てみたいです。普段は全くテレビを見ない人間なのですが、湯川先生は是非とも見てみたいですねえ。
私の中ではもう、湯川先生は福山さんですね。なので原作を読んだとき、頭の中では福山さんが活躍することになりそうです(笑)
どうやっても湯川先生は福山さんが
浮かんできてしまいます~
“白夜行”もドラマを先に見てしまったので
小説を読んでる時はドラマの俳優の顔ばかり
浮かんできました~どっちが先が言いのな?
私も、私オリジナルの変キャラの湯川氏よりも、福山雅治さんで活躍した方がいいので(笑)、最新作は福山さんで脳内再生するつもりです!
私も湯川=福山の域に早く達したいものです。そのためにはドラマを見なくては・・・・・・。
普段テレビを見ない私は、どっちが先がいいか論争には有益な意見を出せないのですが(笑)、東野作品は見てみようかなという気になっています。
原作の湯川先生はスマートなイケメンではないのですか?(笑)
ストーリーセラーを読み始めました。まずは有川浩さんのストーリセラーから(^^♪今は面白い話売りますのストーリーセラー1を読んでます(*^_^*)
原作の湯川先生もスマートなイケメンのはずです(笑)。なのになぜ私の脳内では・・・。
有川さんの『ストーリーセラー』は熱いですよねえ。私は涙腺弱いので、思い出すだけでもう・・・(笑)。