『ULTIMATE MYSTERY 究極のミステリー、ここにあり ミステリー傑作選』 (講談社文庫)

 『ULTIMATE MYSTERY 究極のミステリー、ここにあり ミステリー傑作選』------よくもまあ、自信ありげなタイトルを付けるもんだと思って読んでみたのが本作です。


 全8人の作家さんの短編が収められていますが、冒頭作品が東野圭吾氏で、裏表紙も東野氏の作品の解説が載っているという、いかにも“東野氏のネームバリューで興味を引いて手に取らせます”というのがアリアリと見てとれます。

 もちろん、敢えてその策に引っかかります(笑)。



 既読作家は東野圭吾氏と米澤穂信氏だけ。6人の作家さんにお初にお目にかかりました。



 東野氏の『落下る』は、『ガリレオの苦悩』で既読ですが、久々に読んでもよくまとまってるなあと感じました(エラそうなこと書いてスミマセン)。

 本作は、内海刑事の初登場作品だそうですが、湯川センセと内海刑事の初顔合わせのシーンは、2人のキャラクター性が存分に表れていて印象的ですねえ。


 
 米澤氏の『心あたりのある者は』は、「古典部」シリーズのキャラクターたちが出てきているそうです。

 「古典部」シリーズはそのうち読もうと思っていたので、未読だったのですが・・・・・・キャラクターの個性が強い感じがして、本作は、当該シリーズを読んでからのほうがオモシロかったのだろうなと思いました。


 「10月31日、駅前の巧文堂で買い物をした心あたりのある者は、至急、職員室柴崎のところまで来なさい」という、一つの校内放送から「事実」を推理するというのは今まで読んだことのない手法のミステリでしたね。そういうのもあるんか~、と思いました(笑)。



 
 石持浅海氏の『未来へ踏み出す足』は、カンボジアにおける地雷撤去を題材にしたミステリです。

 学生の頃、ちょっとカンボジアについて調べる機会があった私には、題材だけでググっと引き寄せられてしまいました。


 地雷撤去のための機械を開発した日本人たちとカンボジア人地雷除去技術者の物語。

 
 事務所で一人の日本人技術者が殺され、その犯人が推理されていくのですが、話のまとまり方はキレイだなと感じました。こういうお話は結構好きですね~。



 全員分書いていると長くなってしまうので(笑)、本作の最後を飾った作品のことをちょっとだけ。
 


 春口裕子氏の『ホームシックシアター』は、ホラーな作品でした。

 どんよりじわじわーっと闇が襲ってくるような印象を受けました。

 ホラーサスペンスがお好きな方にはオススメです。

 
 ただ、私にはインパクトが強いので、最後の作品にして本を閉じると怖さが尾を引きそうでしたから、不知火京介氏の『あなたに会いたくて』を読み直してハッピーエンド感で満たしました(笑)。



 さて、私が一番気に入った作品は・・・・・・上で述べていない作品だったりして(笑)。 


○ 収録作品

『落下る』 (東野圭吾)
『熊王ジャック』 (柳広司)
『未来へ踏み出す足』 (石持浅海)
『心あたりのある者は』 (米澤穂信)
『あなたに会いたくて』 (不知火京介)
『ラスト・セッション』 (蒼井上鷹)
『エクステ効果』 (菅浩江)
『ホームシックシアター』 (春口裕子)






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 83

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

2011年01月12日 00:16
落下るが掲載されているんですね(^_^)
湯川先生は新たな探偵像(と言ってはいけないのでしょう。本人は研究者ですもんね)を確立しましたもんね。
2011年01月12日 00:35
たかじいさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
頼られるとツッケンドンな態度をとるくせに、結局首を突っ込んでしまう湯川先生はカワイイ人だと思います(笑)。
2011年01月12日 07:13
石持浅海さんは、『月の扉』と『扉は閉ざされたまま』を読んでいます。
私は『扉は閉ざされたまま』を推薦します。
ちょっと変化球のミステリーでしたよ!
2011年01月12日 19:30
私はどの作家さんも未読です(^^ゞ
なるほど、あえて「飛んで火に入る夏の虫」になられたわけですね
湯川先生と内海刑事のやりとりを、活字で読んでみたいです(*^_^*)
2011年01月12日 19:52
「古典部」シリーズなんて、息子2号が大喜びしちゃう情報です。早速探してみます。
以前ご紹介していた「Story Seller」を探したら、某古本屋さんに2があり購入しました。時間を見つけて読んでみます。
2011年01月13日 00:01
かわいさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

ご紹介ありがとうございます。是非読んでみたいと思います!
2011年01月13日 00:06
キーブーさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

湯川先生も内海刑事も、素直じゃないですからね(笑)。

最近、火に飛び込みすぎて燃え尽きてます。
平日にも休読日を設けようかなと(笑)。
2011年01月13日 00:18
nicomamaさん、こんばんは。

私は「2」は未読なのです。「1」の続編っぽい作品も載っているようなので、私も折をみて読んでみたいと思っています。

この記事へのトラックバック