『春期限定いちごタルト事件』(米澤穂信 /創元推理文庫) :感想

 本作は、最近では『インシテミル』が映画化されて話題になった米沢穂信氏の2004年の作品ですが、先日ご紹介いただいたご縁で読んでみました。


 人が死なない日常系学園ミステリで、謎も謎解きも日常の範囲内です。


 同級生のポシェットが隠されたとか、おいしいココアの作り方とか……よくありそうな話(?)なので、すぐに謎は解けそうですが、結局、私には解けませんでした。

 いいんです、トリックは自分では解けないのが楽しいのですから(笑)。


さて。


 本作の主人公は、小市民として高校デビューしようとしている小鳩くん。

 そして、大人しくてちっちゃくて、小動物のような女の子、これまた小市民として生きていくことを願う小佐内さん。


 「小市民」になるという共通目的のために共に行動することの多い二人。


 付き合っているわけではなく、依存しあっている訳でもなく、互恵関係という二人の関係。


 事件でも何でも首を突っ込みたくて堪らない小鳩くん、でも小市民になるために必死に我慢します。冷静を装って。


 こちらも何かを抑えつけているような小佐内さん。甘いものを食べているとき以外はほとんど無表情です。



 そして、いろいろ押さえつけてきたところに起こったのが、「春期限定いちごタルト事件」。



 二人は小市民でいられるかな?というところが読みどころですね。



 全体として、非常に読みやすい本だと思います。文体もすっきりしています。


 また、どっちかというと地味で暗い生活を送ろうとしている2人なのですが、作品からは特に暗さを感じられませんし、陰鬱な気分になることもありません。

 いや、これは何かの伏線なのか?!?!



 2人が、あのように小市民を目指すようになった経緯も気になります。


 小佐内さんの過去とは何なのか……続刊に書いてあるのでしょうか?


 あら、こんなところに、『夏期限定トロピカルパフェ事件』が。


 早速読んでみましょうかねえ。


○ リンク

『夏期限定トロピカルパフェ事件』
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_31.html


春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
東京創元社
米澤 穂信


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この記事へのコメント

2010年12月27日 22:05
いつも思いますがkemochimeさんは、本当に読ませたくなるレビューの文章が大変上手ですね。読みたくなりすぎて、困るじゃないですか(笑)
歩いて5分、走って3分のところに本屋があるので、うずうずしてしまいます。お金が、、、。
昔は、市川に住んでいて、市川市の図書館は広くてよかったんですが、、、(^_^;
2010年12月28日 13:10
はじめまして(^-^)
気持ち玉ありがとうございます。
早速おじゃまさせていただきました。
思ったことですが。。。
来年は本たくさん読もうかなと
2010年12月28日 21:34
お久しぶりです。
小市民シリーズ良いですよね。
自分もこの作品大好きです。特にこのシリーズの春期限定は、短編風で読みやすいんですけど、最後まで読まないと2人がどんな人間なのか分からないんですよね。
春期、夏期、秋期どれも読みごたえのある良い作品ですよ。
2010年12月28日 21:57
こんばんは。
最近私も本を読み始めました。
東野圭吾の「玄夜」と言うのを
読んでいます。これを機会にもっと
いろんな本をこれから読んでいこう
と思います。
2010年12月29日 00:33
たかじいさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
過分なお言葉をいただき恐縮です。

本屋さんは本当に魅力的で恐ろしいところです。
最寄駅の本屋は12時前くらいまで開いているので、余程遅くならない限り毎日吸い寄せられてしまうのです・・・・・・。
2010年12月29日 00:35
デナーダさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

オススメの本がありましたらご紹介してください!
宜しくお願いします。
2010年12月29日 00:55
来花さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり、『春期限定』はサクサクっと読めるのですが、夏期でちょいと重くなりました(笑)。
2010年12月29日 00:59
mimiy106さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私は、東野作品は読み始めたばかりでして、まだまだ読んでいないものがたくさんあります。
『幻夜』は積み本の下の中間辺りにありました。このあたりですと、来週読む予定です(笑)。
オススメ東野作品がありましたら教えてください!

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