『死神の精度』(伊坂幸太郎) :感想

 先日、友人から、東野氏ばかり固め読みしていないでと勧められたのが伊坂幸太郎氏。この方も売れっ子作家ですよね。


 ベストセラーがベストセラーのうちは読まない、売れっ子作家はあまり読まない、というひねくれ者の私なのですが、東野氏という超売れっ子を読んだのだから伊坂氏も読みなさい、と勧められたのでした。

 『重力ピエロ」や『オーデュボンの祈り』、『アヒルと鴨のコインロッカー』じゃなくていきなり短編かよ、と言われましたが、本作だって評判いいはずですよね。

 だって面白かったですから。


 死神が推理する殺人事件モノだなんて初めてですから、とても新鮮でした。


 あんたら死神がいなかったら死なないで済んだんじゃないの?ってツッコミを入れたくなりましたが、死神さんがキチンと自分でツッコんでいました(笑)。


さて。



 本作は、指定されたアノ世送り対象者を7日間調査し、死なせることを「可」あるいは「見送り」と報告することを職務とする死神・千葉を主人公とするシリーズです。


 表題作「死神の精度」の他、全6編が収められています。


 死神さんたちの特徴は以下の通りです。


・死神たちは、無類の「ミュージック」好き。CDショップに行けば、死神たちが必ずうろついています(笑)。


・死神界は縦割りで、セクショナリズムが強く、他部署が何やってるのか分からないというどっかの会社のような状況。完全にサラリーマン化しており(笑)、淡々と自分の職務をこなします。


・職務遂行内容に合わせて、姿形が変わります。ただ、それは上が勝手に変えるだけのようで、自分では選べません。


・「可」と報告すると、調査開始から8日目に対象者が死亡します。


・人間に触るのは御法度。触ると、寿命が1年縮みます。
 その場合は始末書モノのようですが、紙一枚で寿命1年とは、何と人間の命の軽いことか。


 そう、死神にとって、人間の命に興味はないのです。職務だから人間に関与しているだけですから。


 そんな死神、千葉と調査対象者との関わり合いの中で、生や死が語られます。


 ただ決して暗い話ではありません。どちらかというと、全体的に明るい話のように感じました。


 なお、先ほど書いた「死神が推理する殺人事件モノ」は1編だけです。
 まあ、死神自身でツッコんでたくらいですし(笑)、そういう話は1つで十分ということなのかもしれませんね。まあ、私はもっと読んでみたいですけど。


 何でだかわかりませんが、疲れたカラダとココロが癒されましたし、千葉シリーズの続編があれば是非読んでみたいと思います。


 まあ次の伊坂作品は、友人がうるさいので(笑)、長編を読んでみようと思います。



死神の精度 (文春文庫)
文藝春秋
伊坂 幸太郎


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この記事へのコメント

2010年12月16日 22:19
こんばんは。
はじめまして、T―SKと申します。

気持ち玉を入れて下さって、どうもありがとうございます。

また良かったら覗きにいらして下さい。
2010年12月17日 00:04
友人が本をすすめてくれるなんていいですね!
私は常に自分の直感を信じて読んでいるだけなので、偏ったり、まったく違う方向いったり、、、でも、伊坂さんの本、読みたくなりましたよ。ありがとうございます。
2010年12月17日 00:41
T-SKさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

こちらこそ宜しくお願いします。またお伺いします。実はさっきもこっそり伺いました(笑)。
2010年12月17日 00:45
たかじいさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

私は偏りまくりです。最近は東野氏ばかり読んでますし・・・・・カバンの中には東野氏が3冊入っています(重い)。周りから修正されないと、違う人の本を読むキッカケがつかめない変な人間なのです。
2010年12月18日 17:23
死神の精度…以前私も読みました。
それぞれの短編が、最後はきれいに結びついていたという壮大なストーリーでしたね。
2年ほど前に映画でやっていたのですが、見逃してしまったのです。
DVDが安くなったら買って観たいと思っています。
2010年12月18日 22:50
かわいさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

最後につながるんですよね、結構キレイな話として。

この話が映画になっているとは知りませんでした。私も観てみようかなと思います。せっかく気に入った話なので。
2010年12月19日 22:43
東野圭吾も伊坂幸太郎も主人の本棚にならんでいます。読めたらいいのですが、なかなか。でも東野圭吾は読後感がズンと重いのが多そうで私には少々無理かもしれません。もし、気が向きましたら米澤穂信を読んでみませんか? 私は主人に「殺人のないミステリーだから読めるよ」と勧められて「春季限定いちごタルト事件」から読み始めて(小市民シリーズとして3部作)面白かったです。息子も読みました。息子は古典部シリーズ「氷菓」のほうがお気に入りのようですが。もし手に取る機会があったら是非。読後感想も是非。
2010年12月20日 21:24
nicomamaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

お勧めありがとうございます!
米澤氏の本は読んだことないので是非読んでみたいと思います!

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