『容疑者Xの献身』(東野圭吾 /文春文庫) :感想

今日読んだ本:『容疑者Xの献身』(東野圭吾 文春文庫)


  ベストセラー作家がベストセラーを続けているうちは読まないヒネクレ者なので、
これまで全く読んでこなかったのですが、友人が東野圭吾をケチョンケチョンにけなしていたので、
読む気になりました。ああ、ホントにヒネクレ者の私。


 バツ2の奥様に惚れてるアパートの隣人の石神先生は、常に聞き耳を立てているだけあって、花岡靖子さんが元夫を絞殺したところもばっちりかぎつけます(笑)。

 そして、ここから石神先生の献身が始まります。

 警察の追及、靖子さんも憎からず思っているイケメンへの嫉妬、そして、旧友・湯川との再会と探り合い・・・・・・。


 これは面白いんじゃないの!?
と思い始め、ざくざく読み進めます。


 石神先生の友人でもあり、草薙刑事の友人でもある湯川センセがトリックを破りにいきます。


 天才は天才を知る。


 草薙刑事では全く気づかない、いや、普通の人間では気づかないような盲点をついた、
天才・石神のトリックに気づく天才・湯川。


 トリックが明かされたとき、私も、

「やられた!」

と思いましたよ。草薙刑事なみに。

 そう来るか!と素直に感心してしまいました。


 石神と湯川の掛け合いは、デスノートの夜神月とLの掛け合いを思い出させましたが、あそこまで殺伐とせず、友への思いという苦悩を抱えながらのやり取りです。
 湯川ホントにいい奴。


 石神の献身ぶりは美談というより行き過ぎ感も感じさせます。靖子には重いんじゃないでしょうか。重いからこそ、ああいうラストなんでしょうね。


 ラストシーンは私好みではなかったです。
 でも、キレイな終わり方だとは思います。あれがベスト、ってことなんでしょうかね。


 直木賞取った作品とかは読まない私ですが、これだけ面白ければOK。
 

 1作品面白かったからって、ベストセラー作家賞賛はしないヒネクレ者の私。
 まあ、もう1冊くらい読んでみますかね。
 知り合いが、「陰鬱過ぎるから止めとけ」って言ってたやつにしてみます。




○ リンク : 「ガリレオ」シリーズ

『探偵ガリレオ』(文春文庫)
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_8.html

『予知夢』(文春文庫)
http://kemochime.at.webry.info/201101/article_20.html

『容疑者Xの献身』(文春文庫)
http://kemochime.at.webry.info/201011/article_13.html

『ガリレオの苦悩』(東野圭吾 / 文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_2.html

『聖女の救済』(文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201012/article_11.html

『真夏の方程式』(文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201110/article_26.html

『虚像の道化師 ガリレオ7』(文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201211/article_27.html

『禁断の魔術 ガリレオ8』 (文藝春秋)
http://kemochime.at.webry.info/201212/article_18.html








容疑者Xの献身 (文春文庫)
文藝春秋
東野 圭吾


Amazonアソシエイト by 容疑者Xの献身 (文春文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック