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zoom RSS 『谷崎潤一郎フェティシズム小説集』 (谷崎 潤一郎 /集英社文庫) :感想

<<   作成日時 : 2012/11/22 00:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 81 / トラックバック 0 / コメント 2

 谷崎潤一郎は骨の髄まで足フェチだ。間違いない。

 執着の仕方が有り得ない。

 作品の中の登場人物は谷崎本人としか思えない。

 「刺青」の彫り師然り、「富美子の足」の老人然り。


 一言で言えば、ヘンタイなのだが、そんな安っぽい言葉で表現できるものでもない。

 いい子ぶってても、おまえさんだって好きなんだろ?グッときちゃってんだろ?・・・・・と語りかけてくるがごとく、自信をもって描いている。


 美しいものへの憧れと執着。

 女たちの色と立ち込める匂い。

 フェチを文学にするとこういうことになってしまうんだろう。

 どうしようもない気持ちの悪さと魅力が同居してしまっている。


 足だけかと思いきや、谷崎の嗜好はハナにも及んでしまう。

 「悪魔」では谷崎が愛する(敢えてこう書こう)鼻水の存在感が強すぎる。

 
 何なのかこのモゾモゾと感じる、けったいな感覚は。

 私の奥深くに潜む嗜好が呼び覚まされようとしているのか。


 これ以上私をおかしくしないでほしいものだ。


 本書に収められた短編は、どれも谷崎は苦しみながら、かつ恍惚として書いたのではないか。


 いわゆる名作文学シリーズに入っているような谷崎作品とは違う、ドぎつさと渠さを感じるが、後ろめたさ皆無のエロティシズムがある。


 谷崎の世界の一端を垣間見ようとしただけなのに、ガシッと捕らえられてしまう、そんな一冊であった。




谷崎潤一郎フェティシズム小説集 (集英社文庫)
集英社
2012-09-20
谷崎 潤一郎


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この本、読みこんでみたくなりますね・・・

わたくし、女性です。
出産もしている女性です。

足フェチではありません。
平安美人フェチですが・・まあ、それは関係ないですね。

素足にサンダルで町を闊歩する皆さまへ・・

素足をさらすことはね・・
上半身を曝すことよりも
エロティックなことなのですよ・・・

本当に心身許したひとにしか曝さない
それが素足

と思っているおばさんです。

娘が幼い頃お世話になった託児所
小学校でお世話になった学童保育

「素足でのびのび」という方針で
素足だらけ・・・

もう気がおかしくなりそうでした。

いえ・・・子ども達の素足にそそられる、のではありませんよ(笑)

「羞恥心のかけらもない素足丸出し」を推奨することに対し、おかしくなりそうだったのです。

簡潔に言えば
「素足はエロい!!!特に足の指!!」

嗚呼!「いと恥ずかし!!」

もうひとつですが・・
長くなってごめんなさい。
先日、子どものほっぺが大好きなわたくしに
「きっと喜ぶわ!」とある写真集を見せて下さった方がいました。(大きな賞も受賞したようです)
しかし・・嫌悪感しか湧きませんでした・・
目が綺麗なお子さんでしたが・・

かなりの写真に於いて
鼻の周辺が
見たこともないような惨状でした。

これを「かわいい」と思うから撮るんだよね〜〜???
わからん・・
この子が大きくなった時・・

私や我が子ならば
この世から消えてしまいたくなるに違いない・・

そんなことを思いながら
記事を拝見致しました。

ベラ
2012/11/24 01:54
ベラさん、こんばんは。
コメントいただきましてありがとうございます。

あまり日中の街中を闊歩しないので素足にお目にかかる機会がないのですが、今はそんなに多いのですか・・・(私はいったいいつの時代の人間なのか(笑))。

かなり興味深い素足論を拝聴させていただきました。
なるほど確かにそうですね・・・・・・。
kemochime
2012/11/24 20:06

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